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I'm Gonna Tell You

Burma Roadhouse
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「なぜBluesを歌うのか」。
この曲はある曲からインスパイアされたものですが、歌っているのは紛れもなく、自分の物語です。

ギターを始めたものの、自分のギターの方向性に悩みました。
当時はハードロック全盛の時代。
仲間連中はこぞって速弾きやテクニカルなプレイを追っていく中、自分もそれに追随しましたが何かが違う。
周りはそれでうまくなっていく中、みんなに置いて行かれた感じでやる気もなくなり、ギターをやめようととも思いました。

Bluesと出会ったのは、そんなときです。
お勧めで聴いてみたStevie Ray Vaughanのライブアルバムにあったのは、リードだとかバッキングだとか、そういう線引きに捉われないギターのスタイル。音の洪水。
同じ曲でも弾いているフレーズが違って、それが(全部が全部じゃないですが、基本的に)アドリブで弾いているとわかった時、自分の中でしっくりきたものがありました。「これだ」と。
そこからは時代を遡って沼にハマりましたが、これがなかったら、自分はたぶん音楽をやっていなかったと思います。

苦しいことや楽しいこと。内外の感情や考えの表現。それを歌詞と声と楽器のフレーズで表現する。
今になって考えてみれば、結局やりたかったことはそういうことだったのかもしれません。
それを歌っているのが、この曲です。
Bluesに出会えたこと。
感情を表現したい、と思ったこと。
今の世の中に対して思っていること。
それを表現したいから。
「だから」Bluesを歌うのだと。


この曲には、知っている人は知っている明らかに元になっている曲があります。
カバーとオリジナル。その線引きは、時に難しい。Bluesにおいては、特に。
Bluesには楽器のフレーズと同じように、歌詞にも「常套句」と言われるものがあります。
歌い出しが一緒だったり、ある曲の歌詞の一節がまるまる別の曲にあったり、とか。
それは昔話みたいに、口伝えに広まっていったBluesの文化的背景があるからだと思っています。

現代においては、「パクリ」と言われてもしょうがないかもしれません。
それもあって、この曲を出すことをちょっと悩みました。
でも、自分が「なぜBluesを歌うのか」ということを歌いたかった…

そんなBluesの背景や特徴を理由に開き直っている感じですが、常套句はあれどオリジナルの歌詞です。
「なぜBluesを歌うのか」という、自分の物語です。
「なんだコイツ、そんな曲出すのかよ」と思いながら、聴いてみて!


This song is the stories about "Why I sing the Blues".
Why I began to sing and play the Blues.
What is my feeling.
What I am thinking about.
Those are all in on this song.

A cover song and original, sometimes it's difficult to demark between them. Especially on Blues.
Though this song obviously has it source, lyrics is my own stories.
"I'm gonna tell you" with no hesitate.

Hope you enjoy!!


【歌詞/Lyrics】
https://note.com/burmaroadhouse/n/n4019d36d44e7

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