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こんな編集会議はイヤだ

編集長「今回はひきこもりとニートを特集しようと思う。シナジー効果を狙うんだ」
部員A「それあり!」
部員B「メンヘラも加えるとさらにダイバーシティな特集になるかもしれないな」
オレ「いや、それだと焦点ぶれなくないですか?」 
編集長「ノンノン。これはブレインストーミングと言って相手の意見を否定してはいけないんだ。だから、君の意見はダメだよ」
さっそく、オレの意見が否定されている!?

部員C「いろんな界隈のコミュニティとコラボするのもいいね」
なぜ意識高い連中はほかのやつらとつるみたがるんだろうか。
オレ「でも、それだと締切に間に合わないですよ」
編集長「そこをみんなの知恵で乗り切ろう。ロジカルシンキングに論理的に考えていこう」
何回論理的に考えるの?
部員A・B・C「アグリー!」

くっ、これは連中の言語で話さなくてはいけない。
オレ「他の界隈の連中とやるとこちらのイニシアティブを取るのが難しい。そうなると、ステークホルダーがうるさくなる」
編集長「なるほど。それは一理あるな。そこはフレキシブルに柔軟にみんなで考えていこうじゃないか」
柔らかくなりすぎてバターになっちゃうよ。

部員A「もっとひきこもりのマインドを活かしてソーシャルにイノベーションを起こしたいと思うんだ」
編集長「コンセンサスを早めに取って多くのコミュニティとウィンウィンの関係にすれば、有効なパートナーシップを築けるんじゃないか」
部員A・B・C「それある!」
ないと思う……。

ひきこもり当事者雑誌「ひきポス」の編集会議はこんなことは、ないです。オレは部屋の隅っこに座敷わらしのようにすわっています。時々、調子悪いと閉鎖空間に耐えられなくて会議室から出ちゃうけど、スイッチが入ると機関銃のようにしゃべりまくります。

※上記の文章は、「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」(渡航著)のパクり、というかオマージュです。俺ガイルはライトノベルでも自分が大好きな作品のひとつ。


記事の内容がよかったぜという方だけでなく、喜捨して徳を積みたいという方にも喜んでいただけるシステムになっております。この機会にぜひ(^_^)v