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<無為フェス#9>マリンバと走る

野木青依と申します。
マリンバの即興演奏をベースに、さまざまな「偶然」を鑑賞する企画・作品を発表しています。
昨年度は、街をマリンバと練り歩き、行く先々の環境音を頼りに即興演奏をする『マリンバ・ネリネリ』、墨田区の施設や個人宅に滞在した『マリンバさんのお引越し』などを発表しました。

ご覧の通り、マリンバは横幅3m近くある大きな鍵盤打楽器です。そのため、練習場所の確保が悩みの種… 自宅ではご近所さんに配慮して、小さな音で練習しています。

ああ〜思いっきり、のびのびと、マリンバの練習がしたい…

そんな欲望を満たすべく、4月14日(木)BUoY地下スペースをお借りしました。

まずはストレッチ


天井低めで、反響が凄い。わんわん響きます。

響きを楽しみながら練習できるなんて、嬉しいなぁ〜…とほくほく過ごしていましたが、だんだんと、せっかくの広い空間を持て余していること、シーン…としている空間があることが気になってきました。もったいない…

色んな場所で演奏してみよう。

マリンバの足はキャスターがついているので、自由に移動できます。
そして、ここの床はつるつるで動かしやすい!

なんだか、これは楽しいです。
目的を「色んな場所で演奏する」から「とにかく移動を繰り返す」にすり替えてみたらどうかしら。

マラソン大会や、ドッグランを連想しました。
演奏が給水ポイントのよう。
何を弾くか考える間もなく、瞬発力で演奏しています。

マリンバ視点

マリンバと走り回るなんて初めて。思いついたこともありませんでした。
この行為に名前をつけるなら
マリンバと走る/マリンバラン/Marimba Park  とか?

これは…あり得るかもしれません。

野木青依
11歳からマリンバ演奏を始める。桐朋学園大学音楽学部卒業後、銭湯の浴室や高架下倉庫、カフェなど日常に近い空間での演奏会を開催。2018年8月メルボルンにて「第5回全豪マリンバコンクール」第3位並びに新曲課題における最優秀演奏賞受賞。2019年頃より「即興演奏」を表現方法のベースに、さまざまな「偶然」や「素の姿」を参加/鑑賞者と愛でる企画・作品を発表。マリンバと街を練り歩く「マリンバ・ネリネリ」シリーズ、街や家に滞在する「マリンバさんのお引越し」など。
HP https://www.aoinogi.com
YouTube https://youtube.com/channel/UC3-lFX610PjjHZeNrLPWJlg

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※ BUoYスタッフより※
「無為フェス」詳細については以下の記事をご参照下さい。


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