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52週Something Newチャレンジweek11_スキー

実に30年ぶりにスキーに行ってきました。

私とスキー

小学生の頃に北海道に住んでいたので、冬は学校の体育がスキー、家の裏山がスキー場、親父もスキーが好きで毎週のようにスキーに行っていました。東京に戻ってからも、中学生くらいまでは年に1-2度家族でスキーに行っていましたが、その後は流行りだしたスノーボードにたまに友人に誘われ行くくらいで、スキーからはすっかり遠ざかっていました。

スポーツ全般あまり得意ではない中、スキーは唯一人並みにできるスポーツであるにもかかわらず、自分から行くほどには好きではなかったという事なのでしょう。

スキーに行くきっかけ

高校一年になる長男が、学校のスキー合宿でスキーデビューする予定が、コロナの影響で合宿が中止となり、残念がっていたので、それならばと格安バスツアーを探して家族でスキーに行くことにしました。往復バスと宿泊、レンタルセットまでついている便利なツアーがあるものですね。

30年ぶりのスキー

春スキーで初日は雨も降り、コンディションは必ずしも良いとは言えなかったものの、混雑もそこそこで久しぶりのスキーを満喫しました。

家族は皆全員初心者だったので、初日に先生を付けて基礎から教えてもらいました。最初は立つのもやっとだった子供たちですが、帰るころにはボーゲンでスイスイと滑るくらいまでになり、初めての雪山を楽しんでいました。

私はと言えばあまりに久しぶりで滑れるかわからなかったものの、一旦スキーを履くと昔通りに体が動き、数分ですぐに感覚が戻ってきたのがとても不思議に感じました。

面白いなと思って少し調べてみると、スキーのような体で覚えるスポーツは、自転車や水泳と同じように、長期記憶の中の手続き記憶と呼ばれるもので、実際には小脳の機能によるものだそうです。大脳で覚える短期記憶を違い、一度おぼえると忘れない可塑性を持っているようです。
それにしても30年たっても自動的に残っているというのは脳の機能ってすごいなと改めて思います。

時間の経過を感じたのは、スキーが短くなっていた事。当時は身長+20センチくらいで、大人が使っている長ーい板を羨ましく思ったものですが、今は身長引く20センチくらいの幅広のものが主流のようです。また、スキー場で試した1メートル弱のカービングスキーが前向きでも後ろ向きでも滑れて、クルクルと廻りながら滑れるもので、スキーとボードの良いとこどりのような感覚でとても楽しいものでした。

もう一つ面白かったのが、スキー中の心拍数が100強程度で速足で歩くよりも低かったこと。子供と一緒だったこともありあまり急斜面にはいかなかったものの、脚はそれなりに披露した感覚はあったものの、考えてみれば重力にまかせて滑り降りるし曲がるときも体重を使うので、思ったほど運動強度は高くないのかもしれません。

感想

記憶とえば、久しぶりにスキー場に行ったことで、よく行っていた子供時代の記憶が沢山よみがえってきました。雪山に上るときに車のエンジンが焦げるにおいや、リフトに乗っているときの風の冷たさやブーツの歩きにくさ、親父がスキーグローブで曇ったゴーグルを拭ってくれたことなど、色々な感覚が当時の記憶を呼び覚ますのがとても印象的でした。コロナでなかなか遠出する機会も減った中、今回のスキーが子供たちにとって、いつか思い出すような体験になっていたら嬉しいなと思いました。

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