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52週Something Newチャレンジweek9_コーチングスクール

今週からコーチングスクールを履修し始めました。
数年前に色々悩んだ時期にコーチングを受けたこともあり、コーチの存在の有難さは良く理解していたつもりでしたし、なんなら見様見真似で自分でもコーチにしてもらったことが周囲に出来ているような気になっていました。
そんな中、年初から会社の研修でYeLLという第3者に1on1で傾聴(listening)を30分×12回してもらうコースを受けており、そのサポーター(1on1の相手で私の話を聴いてくれる方)の聴く姿勢や質問の仕方が素晴らしく、話している量は私の方が圧倒的に多くアドバイスらしい示唆もないにもかかわらず、どんどん自分の考えが纏まっていく体験をしています。
そのYeLLにも参画されている篠田真貴子さん監訳のLISTENを読んで、聴くことの大事さは分かっていた"つもり"なのですが、実体験として聴いてもらう経験って実はあまりなかったのかも、と自覚すると同時に、自分がいかに聴く力がが弱いか、を改めて認識しました。
サポーターの方に、なぜそのように聴けるのかを質問したところ、一つの要素としてコーチングスクールに行かれたことがあるとのことで興味を持ち、体系だったコーチングの知識を身に着けたくて履修を開始しました。

コーチングとは

コーチングとは英語のcoachからきており、その本来の意味は「馬車」です(バックブランドのコーチもロゴが馬車ですよね)。馬車は乗客を目的地に連れていくことから、目標達成のサポートをする役割を意味するようになったようです。一方で、トレーニングという言葉がありますが、こちらはtrain「列車」の意味で、同様に乗客を目的地に運びますが、馬車は乗客が目的地を決めるのに対し、列車は初めから目的地が決まっており乗客に選択権がない、という違いがあり、コーチング(相手と信頼関係を構築し相手の設定する目標到達を支援する)とトレーニング(あらかじめ分野が決められた目標に対しより効率的に到達するよう先導する)の性質の違いを表しているとの事です。

私が始めたスクールGCSでは、10時間が一つのコースになっており、①基礎編(基本知識)、②ストラクチャー編(実践基礎)③セッション戦略編(実践応用)④コーチ実務編(プロコーチの基礎知識)の4コース40時間でプロコーチになるための基礎が身につき、それに加えて20時間の履修でICF(International Coaching Federation)のベーシック認定合格レベルの内容が履修できるとの事です。

コーチングスクールを受け始めて

コーチングでは原則として1対1の対話を通じ、主にコーチが質問をしていくことで、対象の自己認識を促し、保有するリソース(経験、スキル、人脈、資格、性格、特性などの資源)や自己のおかれている現状を明らかにし、将来のなりたい姿を目指す目標設定を実施し、複数回のセッションをすることで、目標達成を支援していくようです。

普段の仕事でも、なにかアイデアを考えたり、プレゼンの準備をする際に、色々な人に話をきいてもらう(壁打ちと呼んでます)ことで、情報が整理されるのは良く体験します、これをオートクライン効果と言って、質問に答える自分の声を聴くことで脳が刺激され考えが纏まる効果があるらしいです。また、自己決定理論によれば、自発的に決めるという自律性は内発的動機を高めるのに重要だとされており、自分の経験上も確かに自分で決めたことはやる気が出ます。コーチングの技術によって、これらをより体系立って意図的に発現することが出来れば、自分やチームのパフォーマンスを上げていくのにとても役立つものだと思います。

感想

健康寿命が延びて人生100年時代になってきていいる中、また、情報量が爆発的に増加し、将来に向けた分岐候補が無数にあり、先の可能性が無限に広がる現代においては、多様な価値観を尊重し協力共存していくことがより重要になってくると思います。そのための基礎になるのは、まずは自分を良く理解することだと感じます。その上で、他者も良く理解し、よりよい関係性や協創関係を構築することが、人生や暮らしや社会をより豊かにしていくのではと思います。
コーチングはそのために必要で長く使える基本装備だと感じており、これから履修を進める中で色々なことを身に着けられるのが楽しみです。

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