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「農家の友」4月号と僕と父の夢。

思いもかけず「農家の友」さまより、原稿執筆の機会をいただきました。感謝しかございません。関係者の皆さまには、厚く御礼を申し上げます。

僕たちの取り組みを支えてくださっている方がいます。読んでくださった方にもお礼をお伝えしたいです。ありがとうございました!

本の出版は僕の目標です。それを老後のお楽しみにするのか、或いは、そう遠くない未来に叶えるのかは未定ですが…まだまだ鍛錬が必要だということが、よくよく理解できました。

僕が記事の執筆をしたのは、農業雑誌です。業界紙と僕とは実はとても深い関係があります。といいますのも、僕の父は雑誌を創刊し原稿執筆と雑誌の編集の仕事をしていました。父は船舶(クルーズ)関係の雑誌を出版しました。一般誌ですね…そう書かないと父に怒られそうです。

おそらく、豪華客船(クルーズ)に関することなら、こと日本であれば私の父に聞けば何でもわかるのではないでしょうか?

雑誌出版の苦労は、子供の頃から父の背中を見ていたので、よく知っています。また雑誌の魅力についても理解しているつもりです。業界紙には実に詳細で、メインメディアには掲載されない情報なども得ることができます。マイナーな一般紙も好きです。

さて、今回の機会を通じて「農家の友」という雑誌そのものの魅力に気が付きました。ひとくちに農業といっても、生産だけではなく、農産物の生産に並走する産業が数多くありますし、他地域の意欲的な取り組みに大いに刺激をうけました。

少しでも「農業」に興味がある方なら、「農家の友」はオススメの雑誌ですよ!

難しいな~と頭を抱えたのは「失敗談」を書けなかったことです。私は移住して以降も、数多くの失敗を経験し、そのたびにピボットをしてピボットをして今に至っています。そんな面を少しでも活字に反映させられたらなと思いました。

今後また、このような機会があれば、自分の失敗も含めて書くことができるようにしたいと思います。失敗のない人生などありませんよね?

僕らのアクションと結果の本当の側面を伝えることの難しさを痛感しました。過去に経験したことを書くのは難しいですね。移住してまだ4年と少しですが、この短期間に実に多くのことを経験しています。エキサイティングな時間です。僕は自分の文章で人気者になりたいわけではありませんが、それでも僕の記事を読んで、何らかの発見や道しるべになってくれることを願っています。

改めて自分の記事が「農家の友」さんに掲載されたのを見たとき、とても興奮しました。雑誌を創刊し文章を紡ぎ続けてきた父に、少しでも親孝行ができたのかなぁと…父も随分と年をとりましたが、まだ仕事をちょこちょことしているようです。

それにしても「書く」というのは難しいものです。失敗したことも含めて、移住について僕は色々と書けるんじゃないかと感じてはいるのですが。

ローカルへの移住に不安を抱えている方がいらっしゃるのなら、微力ではありますがサポートしたいと思うようになりました。

僕も含めてですが、移住者が直面する課題は多岐に渡ります。仕事のみならず様々な領域の中での緊張や不安は、小さなコミュニティで暮らす人々が思っている以上に大きいのかもしれません。僕も含めてです。

一人で悩みや不安を抱え込む必要はありません。

誰かが小さなコミュニティへの移住を経験し、多様性のある課題に直面し、問題を克服してきたはずです。また克服できなかったこともあるかと思います。

僕のは20台前半で、石垣島への移住を試みるも大失敗をした経験があります。今なら、その失敗の理由を客観的に語れるような気もするのです。時間というものは便利ですね。

「全ては時が解決してくれる」

という言葉は、東京時代にお世話になった大先輩が、辛そうにしている僕に何度もかけてくれた優しい言葉です。

まぁ「だからこそ、大胆にやろうぜ!」っていうワイルドでタフで優しい上司でした。書いていると会いたくなってきますね。

脱線しました。すみません!

そう、小さなコミュニティのストーリーを共有することができれば、それぞれが自分の道を見つける手助けができるのではないかと考えています。

そして今日も、有難いことにインタビュー取材の機会をいただきました。とても貴重な時間となりました。取材後に交わした会話もとても有意義なものでした。また、リリースされた際にご報告ができればと思います!

さて、そろそろ日高にも春の気配が…気温の上昇とともに新鮮で美味しい春のサラブレッド野菜が店頭に並びます。

今から楽しみでなりません。

それでは!




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