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山梨市のテイクアウト紹介①LA MAISON ANCIENNE@山梨市牧丘

コロナが終息して、ふと気づいたらあの店がなくなっていた。なんて悲しいことが、起こりうるかもしれない。考えたくはないけれど、この勢いだとあり得なくはない。
テイクアウトがどれだけ役にたつかはわからないけれど、少しでも飲食店を応援したい……そんなこともあり、積極的テイクアウト&発信をしていこうと思う。

まずはこちら、山梨市牧丘町にあるフレンチレストランLA MAISON ANCIENNEさんのフレンチ弁当¥2160。

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2段重ねのおしゃれなお弁当箱とお品書きを見るだけで、開ける前からワクワクだ。家にいながらにして、気軽に本格フレンチのコース料理をいただけるとは、なんたる贅沢…!

お弁当を開けると、期待を裏切らない華やかなお料理が所狭しと並んでいる。

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どれから手をつけようか迷いながらも、食べ始めると箸がとまらない。イメージしていた味との差が激しすぎて、驚きと感動の連続。「焼くだけ」「和えるだけ」とかのはずなのに、決定的な差を生むプロの技が一品一品に隠されていて、至福のひとときを過ごせる。

※以下は個人的感想で、誤りがあるかもしれません(ラム酒とかいってるけど実はラム酒じゃないかもしれない)のでご承知おきください。

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鴨のコンフィの春巻き・・・普通、弁当の春巻きは皮がしなっとしているけれど、これはまだパリッとしている。出来立てならではの醍醐味…! 醤油をつけなくても、これ単体で十分な、しっかりとした味付け。
ピクルス・・・玉ねぎやカリフラワーなど、ちょっとピンクに染まっているのが可愛い。濃いめのお酢が、お弁当全体をキリッと引き締めてくれている。
蕪のクリーム・・・個人的に、このクリームソースがヒット。シチューのような感じではなくて、もうちょっとミルキーでヨーグルトっぽいというか、爽やかさがありつつもまったりとしたクリームソースで初めましての味。見た目も可愛い。
トマトと自家製鶏ハムサラダ・・・トマトのフレッシュさと鶏ハムの甘みが混じり合い、そこに胡椒のピリッと感が加わる。ハムは全然もさもさ感がなくておいしい。
自家製ブリオッシュのフォアグラサンド・・・食事なのかスイーツなのか……しっとりとした甘めのブリオッシュがおいしい。ラム酒がきいているのかな、大人のたしなみサンド。
カサゴのグリエ 白ワインソース・・・カサゴなんて食べたことない。まずそこの感動から始まる。そして上品な白身のお味。鱈でもないし、鯛でもないし、うまく表現できないが身は弾力あってホロホロ…? 焼いてある皮目がほどよく香ばしい。これは単なる焼き魚ではない……アンシェンヌさんだからこそなし得るグリエなのだ……。

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栗豚のロティ 人参のソース・・・豚肉がとにかく甘い。脂身も甘い。脂身は嫌いで基本残してしまうのだけれど、変な食感も臭みもなくおいしくいただける。そこにかかる色鮮やかな優しい人参ソース。肉とはまた違った甘みで、肉と野菜のW甘みが襲ってくる。付け合わせのじゃがいもはバターの風味がして、葉っぱのシャキシャキ感で食感が変わり、この肉の入った1マスだけで、心は遊園地気分。
ピラフ・・・白ご飯じゃなくて、ピラフ。玉ねぎの甘さかしら……? 口に入れるとほろっと崩れてほのかに甘い。でも、箸でもつまみやすい絶妙な硬さ。このご飯だけでいける…おかずなくても…。
カヌレ・・・ぷるんとしてラム酒がきいていて、一口で頬張るのがもったいないくらいのお菓子が2つも。1つ残して後で食べようかな、とも思ったが無理だった。食欲に負けて。
フィナンシェ・・・桜の葉がちょこんとのった、春を感じる一品。甘さ控えめで、何個でも食べられそうな上品なお味。このフィナンシェに、最後残ってすくえなかった蕪のクリームをつけ、さらにパワーアップ。

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牧丘の山奥にあるアンシェンヌさんはまさに隠れ家レストランで、古民家を改装してつくったお店は抜群の雰囲気。

山梨市にこんなに素敵なところがあるのが驚きなくらい、素敵な場所だ。

かといって格式が高すぎるわけでもなく、時にはお店を飛び出して、イベントなどにも出店されている。

コロナが落ち着いたら、ぜひ店内でも召し上がっていただきたい。(店内でいただいたときの様子はこちらの記事をご参照ください)

LA MAISON ANCIENNE(ラメゾンアンシェンヌ)
・メニュー:フレンチ弁当¥2000・フォアグラサンド¥500など
 ※手間暇かけて手作りしてくださるので、事前予約必須です!
・定休日:火曜
・営業時間:11:30~14:00,17:30-20:30
 ※受け取り時間は相談に応じて柔軟に対応していただけるようです
・お問い合わせ:0553-88-9152


これでおいしいものを食べます🍴 ありがとうございます!