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結論:キッシュは買うのが一番

サクッという音とともに切れる、キッシュのパイ生地。
中身はふわっと、乳製品のミルキーさが香る。

美しき断面と、表面を覆うこんがり焼けたチーズに、食欲はそそられることしか知らない。
パン屋さんのショーウィンドウで姿を見かけると、買わずにはいられなくなる。
レストランのランチメニューに「キッシュプレート」があると、迷わずそれを選んでしまう。

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生まれは、フランスのロレーヌ地方のようだ。
卵、牛乳(生クリーム)、ベーコン、野菜、チーズなどを混ぜ合わせたアパレイユを、タルト生地やパイ生地に流し込んで焼く。
たまに「キッシュロレーヌ」という表記で販売されているものもあるが、多分それはベーコンの入ったオーソドックスなキッシュということなのだろう。

店によって卵と牛乳の割合が違ったり、パイよりのサクッと生地だったり、タルトよりのカリッと生地だったり。
具材もブロッコリーとエビとか、きのことか、かぼちゃとアンチョビとか、乳製品に合うものならなんでもOKだ。

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ケーキに例えるならば、レアチーズケーキのチーズ感がお店によって違ったり、土台がクッキーっぽいのかタルトっぽいのかが違ったりするようなものだろう。
そこに正解はない。すべて、おいしいのだから。

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キッシュが好きすぎて家でもつくったことがあるが、どうしても底がカリカリにならない。
パイシートがぐったりしてしまって、具沢山の卵焼きみたいになってしまう。

もちろん改良していけばうまくつくれるようになるのだろうけれど、「買うのが一番おいしい」というのが私の結論だ。

一切れ350円くらいするけれど、あのサクッと感とふわっと感を味わえるのであれば、まったく問題ない。
卵も肉(魚)も野菜もとれるから、栄養的にも優れている気がして、余計に愛でたくなってしまう。

これでおいしいものを食べます🍴 ありがとうございます!