ちょっと閲覧注意かも。鶏の解体方法。きっとクリスマスチキンを食べる時に役立つよ
養鶏農家さんのところにお邪魔したら、鶏を解体するのが日常でした。
そんな機会はあまりないかもしれませんが、クリスマスチキンで丸一匹の鶏を買った時に役立つかもなあ〜と思ったので手順をまとめておきます。(自分が忘れないための備忘録でもある)
ただし熱を通した後のものでなく、いわば生の鶏なので血がついたりしてます。なのでちょっと閲覧注意かも。
苦手な方は見ないでくださいね。
生の鶏をさばいてみたい方は、大野村農園へ。普段できない体験が盛りだくさんです。
①足をとる
人間でいう膝よりちょい下に、ちょうど切れるところがあるので折り曲げながらそのポイントを探す。ここだな、と思ったら包丁でガシガシやると切れます。
②もも肉をとる
両ももの内側に切れるところまで包丁を入れて、
あとは手でバキッと開きます。
そしたらひっくり返して、十字に切れ目を入れる。目印だからなんとなくで大丈夫。
背骨?のところに肉がついているので、それを包丁でそぎ取りる(ここで奥まで包丁いれすぎると内臓を破っていろんなものが出てくるのでほどほどに)。
ある程度とれたらまた裏返して、もも肉をさっきバキッとおったところで体から切り離す。
はい、もも肉です。ケンタッキーの食べやすいところ。
反対側も同様に。
③手をとる
居酒屋で頼む人も多いのではないでしょうか、手羽先。これは内側からゴリゴリやっているととれます。
反対側も同様に。1羽から2本しかとれないのに、居酒屋では山盛りになって出てきてあの値段ってどういうことなのだろうかと不思議に思う。
④胸肉をとる
これがなかなか難しい。骨の形が複雑なのだ。
背中側に硬い骨があるのでそれより上の肉をガシガシとっていく。
途中で90度骨が反る部分があったりする。
そして胃袋が隣接しているので間違えて切ったりすると変なにおいがするそうなのでご注意を。
はい、胸肉。もれなくささみがついてくる。ささみってここにあったんだ〜という驚き。
⑤内臓をとる
包丁でもキッチンバサミでも、このあたりの骨と肉を覆う膜を切る。
そんで両側もってパカっとやるときれいに開ける。
下半身を内臓を取り出す。(ちなみにまな板にちょこんとのってるのはハツ。上半身にある心臓)
茶色いのがレバーなのでちょきちょき。
オレンジ色のはきんかん。これが一生分のたまごなんだそう。
白い大きいのが次産むはずだったたまご。
まだ殻が未熟なものもあるので、膜を破ると中身がでてくるものも。
砂肝は黄色い脂の中に。鶏は砂を食べて食べ物をすりつぶすんだって。
中身は砂なので、ゴミ箱の上で割って砂を落とす。
薄い膜があるのでそれをペリッと剥けばok。
以上!!!
慣れると10数分でできるみたいだけど、最初は普通に30分くらいかかる。
そして書いてて思ったけど、クリスマスチキンには使わない過程の方が多いかな……。でもきっと、知っておいて損はないはず。
(ちなみにアイキャッチ画像はきんかんと砂肝のお料理でした)
これでおいしいものを食べます🍴 ありがとうございます!