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『井の頭公園100年写真集』ハンディー版の楽屋裏 ⑨謎の「飯田別荘」のことが少しわかりました

 「飯田別荘」の持ち主は、飯田延太郎さん(1873年/明治6年生まれ)でした。実業家で生命保険会社や北海道の炭鉱、満州の鉱業会社の経営者です。別荘用地は井の頭恩賜公園ができた2年後の1919年(大正8年)頃に購入しています。

 別荘は、「余暇に俗界を脱し、此処に清遊して英気を養う」ためと『武蔵野町史』(太陽新報社 1930年)に掲載されています。さらに飯田さんは、1920 年(大正9年)に東京府に対し井の頭池の池尻近くに「水泳場ヲ含メル遊園地設置」の申請をしています。

 この申請は却下されましたが、実業家だけに公園のそばにプールや遊園地を作ったら商売になると考えたのでしょうか、想像が膨らみます。その後プールができたのですが、どなたの経営なのかは分からず、時間切れとなりました。


このコラムは、(株)文伸が運営する自費出版専門工房「ことこと舎」のFacebookページからの転載です。
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