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『井の頭公園100年写真集』ハンディー版の楽屋裏 ⑦「抜き念校」まできました

 そろそろ校正も大詰めを迎えています。
 現在「抜き念校」まできています。校正の呼び方は、1回目の校正を「初校」、2回目を「再校」、三回目を「三校」、ここまでは一般的ですが、4回目を「四校」という場合は、「六校」「七校」などまだしばらく校正が続く辞書類など限られた場合です。多くは4回目の場合「念校」として、念を入れて校正するということになります。

 そして、修正が入った場所だけを念校として出す場合は「抜き念校(抜念)」などとします。不思議なことに、校正が進むと、今まで気がつかなかった微妙な文言が見えてきて、初校よりも再校の方が修正の目印の付箋が多くなり、組版デザイナーに頭を下げることがよくあります。

 今回もそういうことになり、低頭しながら「抜き念校」まできました。やっと本文の「校了」が見えてきてホッとしています。この「校了」という言葉ですが、校正が終わったということで、「もう修正箇所がありません」という意味です。

 同じように「責了(せきりょう)」という言葉がありますが、これは組版デザイナーや印刷所に対し「まだ数ヵ所修正箇所があるけど、責任を持って校了にして欲しい」という意味です。この「責任をもって校了に」を約して「責了」と言います。

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このコラムは、(株)文伸が運営する自費出版専門工房「ことこと舎」Facebookページからの転載です。
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