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井の頭公園もきょろきょろ

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メールマガジン「ぶんしん出版+ことこと舎便り」に掲載している株式会社 文伸 川井信良会長のコラムです。 <担当>川井信良@株式会社文伸 昭和24年東京・千駄ヶ谷生まれ。現在、印… もっと読む
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記事一覧

井の頭公園の散歩(1)野球は好きだけど雑木林にして欲しかった

 私はほぼ毎週日曜日に井の頭公園をぐるっと散策する。自宅前の道を東に7分ほど歩くと、公園…

井の頭公園の散歩(2)住民運動で広がった「第二公園」

 野球場の東側には「遊びの広場」という、子供に人気のエリアがあり、いつもは喧騒を聞きなが…

井の頭公園の散歩(3)松本先生の殉職記念碑「松本訓導殉難碑」

 井の頭公園の一角を占める「第二公園」から、玉川上水沿いを上流に向かって歩いていくと上水…

井の頭公園の散歩(4)御殿山の雑木林は私にとっては奇跡の森

 松本訓導殉難の碑の周辺は、御殿山と呼ばれ、昔ながらの雑木林が残る静かな場所である。  …

井の頭公園の散歩(5)老舗茶店がイタリア料理店に変貌

 昔ながらの雑木林が残る御殿山から、井の頭池に向かう。下り坂になる。考えてみれば、井の頭…

井の頭公園の散歩(6)水船組合の存在と矜持を示す石碑

 茶店「井泉亭」がイタリア料理「ISENTEI」となり老舗の進化に驚いた。緋毛氈(ひもうせん)…

井の頭公園の散歩(7)井の頭弁財天周辺は江戸の香りがする

 江戸時代に井の頭が人気スポットになったのは、風光明媚はもちろんだが、井の頭池が神田上水の水源であることと、その水源を守る井の頭弁財天があったからだ。  弁財天は水の神様であり、芸術や学問の全般の神様であり、「農業や穀物の神様である宇賀神と集合して五穀豊穣の神様」でもあり、財産を授ける神様である(天台宗 井の頭弁財天HP)という実に多方面にわたる神様なのだ。そのため、江戸時代に建立された灯篭や道しるべなどには、御利益をあずかりたい方々や感謝のしるしとして、寄進者の名が残されて

井の頭公園の散歩(8)井の頭池の水草攻防と泳ぎとモーターボート

 さて、井の頭弁財天のお参りを終えると、井の頭池が気になる。まず弁天橋から弁天堂側を覗く…

井の頭公園の散歩(9)「エッ、これ井の頭池!」と、びっくりする写真

 弁天池の続きですが、先月(2022年1月)家猫のメイの爪が伸びすぎ、我が家では対応できない…

井の頭公園の散歩(10)井の頭池が少し濁ってきた

 井の頭池が少し濁ってきています。1月には底まで見えていたのに、2月3月と透明度が落ちてき…

井の頭公園の散歩(11)東京市初のプールは池の中の天然プール

 井の頭池をぐるっと回るのがいつもの休日散策コース。池の南側を東に向かって池端のひょうた…

井の頭公園の散歩(12)井の頭公園の開園は地元の大きな支援があった

 5月1日の朝日新聞むさしの版(江戸川区民からも読んだとの連絡があったので多分東京全域に配…

井の頭公園の散歩(13)本町コミセンで井の頭公園の歩みを話します(イベントは終了し…

 武蔵野市の本町コミュニティセンター(吉祥寺の「ヨドバシ吉祥寺」の裏です/http://honcho-

井の頭公園の散歩(14)水を撒いたら道路がピンク色に染まったの

 井の頭公園ぶらぶら散歩も4/5ほどきました。振り返りますと、スタートの野球場から⇒西園⇒ほたる橋⇒御殿山⇒井の頭弁財天⇒井の頭池の南側を東方向にむかい⇒ひょうたん橋から池の南側を西方向にむかい⇒七井橋まで来たところです。その七井橋のそばに3軒の茶店があります。  東側に「水月」、西側に「明水亭」と「富士屋」があります。今回は「水月」の女将、冨岡俊子さんから聞いた話です。 「(前略)びっくりした思い出があるの。暑い日だったと思うわ、当時は前の道が舗装されていないでしょう、土ぼ