井の頭公園の散歩(11)東京市初のプールは池の中の天然プール
井の頭池をぐるっと回るのがいつもの休日散策コース。池の南側を東に向かって池端のひょうたん橋を渡り池の北側に回って行くのですが、この池の東端に、今から101年前の1921年(大正10年)に東京市の初めてのプールができました。
当時の新聞には、渋沢栄一男爵や後藤新平市長が開場式に来たことが記されています。井の頭池の一部を囲った天然プールですが、プール開場自体が画期的だったのでしょう。まったく痕跡は残っていませんが、水泳場があったことを示し想像させるものが残っています。井の頭池東池端の南側の高台にある茶店の名です。「泳遊亭」という看板がかかっています。
確認しましたら、やはり水泳場から取った名前とのことです。天然プールは12年後に役目を終え、弁財天の南東に完成したコンクリート製の本格的プールにバトンタッチしました。
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