見出し画像

ウェブ解析の範囲を知ることでウェブ解析を知る

分析屋の谷口です。
この記事ではウェブ解析の範囲について書いていきます。

ウェブ解析とは

まず、ウェブ解析とは、ウェブ解析協会の
公式テキストには以下のように記載されています。

ウェブサイトやスマートフォンアプリを軸として、定量的、
または定性的なあらゆるデータをもとにユーザーを理解し、
その満足度を高める改善を促していくことで、
事業の成果に貢献する技術
→「ウェブ解析士 認定試験公式テキスト」

つまり、事業の成果につなげることを目的とし、
ユーザーの行動や心理を理解し、明らかにしていくこととなります。

ウェブ解析の範囲

ユーザーの行動や心理を理解するためには、オンラインのデータだけでなく、オフライン(デジタルの端末を利用しないアナログな範囲)も解析対象とする必要があります。

具体的には次のような範囲が挙げられます。

アクセス解析
自社が保有するウェブサイトやアプリの解析

ウェブマーケティング解析
視聴率分析やソーシャルメディア分析など、
アクセス解析ではないが、マーケティング活用の出来るデータ

ビジネス解析
売り上げや電話の着信本数などオフラインのビジネスデータ

プレゼンテーション1

     『ウェブ解析士認定試験公式テキスト』の図1-1-1-1を参考に作成

では、なぜこのような広範囲での解析が求められているのでしょうか?その理由は、やはり「ユーザーを理解するため」です。

ウェブサイトやスマートフォンアプリは今日、ユーザーに最も近いメディアということも出来るでしょう。しかし、メディアの使用状況はユーザーの行動の一部でしかないのです。

例えば、ユーザーがウェブサイトを見てお問い合わせの電話をしてきたとします。お問い合わせの内容にもよりますが、様々なユーザーの心理が見えてくるでしょう。

「ウェブサイトのどこに欲しい情報が書いているのか分からなかった。」
「記載されている内容以上に知りたいことがあった。」などなど

こうしてユーザーの心理を考えていくとサイト自体の改善だけでなく、ユーザーの満足度の向上を目指していくことも出来ます。他にも、店舗への来店時のアンケートを元に改善し、顧客満足度をあげることなどでも事業の成果に繋がる場合もあります。

このように、オフラインのデータもウェブ解析の範囲として認識しておくことがウェブ解析を行う上では大切です。

ウェブ解析が目的とするところ

ウェブ解析で得られるデータは基本的にはユーザーの行動履歴で、入力履歴でしかありません。その内容が事業の成果に直結するものではないということです。

最も重要なこととして以下が挙げられます。

ウェブ解析のデータからユーザーの心理と行動を深く理解し、
事業の成果に繋がる行動を促すということ。
→「ウェブ解析士 認定試験公式テキスト」

一方、数字で表すことの出来るウェブ解析のデータは事業の担当者が理解しやすいという利点があり、行動を促すためには必要なものです。

オンラインデータ・オフラインデータを上手く活用しながら事業の成果に繋げられるよう私も引き続き、勉強していこうと思います。

――――――――――――――――――――――――――――――――――

株式会社分析屋について

https://analytics-jp.com/
お問い合わせ窓口はこちら
https://analytics-jp.com/contact-us/

【データ分析で日本を豊かに】
分析屋はシステム分野・ライフサイエンス分野・マーケティング分野の知見を生かし、多種多様な分野の企業様のデータ分析のご支援をさせていただいております。 「あなたの問題解決をする」をモットーに、お客様の抱える課題にあわせた解析・分析手法を用いて、問題解決へのお手伝いをいたします!
【マーケティング】
マーケティング戦略上の目的に向けて、各種のデータ統合及び加工ならびにPDCAサイクル運用全般を支援や高度なデータ分析技術により複雑な課題解決に向けての分析サービスを提供いたします。
【システム】
アプリケーション開発やデータベース構築、WEBサイト構築、運用保守業務などお客様の問題やご要望に沿ってご支援いたします。
【ライフサイエンス】
機械学習や各種アルゴリズムなどの解析アルゴリズム開発サービスを提供いたします。過去には医療系のバイタルデータを扱った解析が主でしたが、今後はそれらで培った経験・技術を工業など他の分野の企業様の問題解決にも役立てていく方針です。
【SES】
SESサービスも行っております。