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エアコン工事で起業はやめとけ?需要・将来性をデータで可視化してみた【市場分析】

どもー。
分析太郎です。

今回はエアコン工事業の
市場分析レポート
です。

仕事の将来性を把握する上で、
市場分析は必要不可欠です。

起業するにせよ転職するにせよ、
将来性を把握しておかないと
キャリア選択で誤った道を
選びかねません。

なので分析太郎が、
データとイラストを駆使して、
将来性を分析しました。

それでは、見ていきましょう。



【第一章】エアコン取付業の需給バランス

まずは、エアコン取付業の需給バランスを確認していきましょう。
全国的に見て、需要と供給のバランスはどうなっているのでしょうか。

需給バランスとは、
釣りで例えるなら
市場=釣り堀だとしたら、
供給=釣り人
需要=狙っている魚

になります。

そして理想的な市場とは、イラスト右上のような市場です。

第二章では、都道府県ごとにエアコン工事の需給バランスを分析していきます。
第一章では、国内全体での需給バランスがどうなっているか把握しましょう。

まずは供給から見ていきましょう。
調べる対象は
・電気工事会社数(エアコン工事には電気工事業の登録が必要なため)
です。
エアコン工事特化の会社のみを特定したかったのですが、どれだけ探してもデータが見当たらなかったため、電気工事業者の数を調べます。
詳しく見ていきます。

 ◆電気工事会社の数

まずは電気工事会社の数と推移です。
「令和5年 建設業許可数調査の結果について(国土交通省)」のデータによれば、2023年3月時点での電気工事業者の数は全国で63,114か所、推移としては2014年から増加傾向にあるようです。
グラフを作りました。

電気工事業者数の推移(2010~2023・13年間)
出典:令和5年 建設業許可数調査の結果について(国土交通省)

日本のコンビニの数が57,000か所と言われていますので、
どれだけたくさんあるか想像できますね。

ちなみに、指数平滑法(過去の実測データから「新しい方の実測値」により大きな重みを置き、過去になるほど小さな重みをかけて移動平均を算出する方法)を用いて2030年の値を予測したところ、数としては引き続き増加傾向が続き、2030年は67,735カ所の電気工事業者いると予測されました。
グラフを作りました。

電気工事業者数の推移と予測(2010~2023は実測値、2024~2030は予測値)
出典:令和5年 建設業許可数調査の結果について(国土交通省)

2030年時点よりも約4,500社近く増えていると予測されます。
従ってエアコン工事市場の供給は拡大していると考えて良さそうです。

では次に需要について確認しましょう。
調べる対象は
国内エアコン出荷台数
です。
詳しく見ていきます。

 ◆国内エアコン出荷台数と推移

それでは、国内エアコン出荷台数と推移を確認しましょう。
一般社団法人 日本冷凍空調工業会の調査によれば、国内のエアコン販売台数実績の最多販売年は2020年で、全体としては増加傾向にありました。
表を作りました。

国内エアコン販売台数の推移(1972~2022・50年間)
出典:一般社団法人 日本冷凍空調工業会「家庭用エアコン(ルームエアコン)国内出荷実績」

家庭用エアコンって既に広く浸透しているものと思っていましたが、
まだまだ売れるんですね…。最多販売代数が2020年というのも驚きでした。
上記のデータから、長期の目線で見れば、エアコン工事の需要も増加していると言えるのではないでしょうか。

ただ、これでは漠然としたイメージしかわからないですよね。
なので、シンプルな計算をしてみましょう。
その年の電気工事業者数で、その年のエアコン販売台数を割ります。
すると、電気工事業者1業者あたりのエアコン台数が出ます。
全ての電気工事会社がエアコン工事をやっているとは限りませんが、これが増えていれば、供給に対して需要も増えていると、ざっくりですが言えるでしょう。
計算したものを表にしました。

一業者あたりのエアコン台数の推移(2010~2022・12年間)
出典:一般社団法人 日本冷凍空調工業会「家庭用エアコン(ルームエアコン)国内出荷実績」

年によってばらつきがあるため、一概に需要が増加しているとは言い切れません。
2020年以降の直近3年間は、一業者あたりのエアコン台数は減少しています。電気工事業者数が一方的に増加しているのに対し、エアコン販売台数が減少しているためです。

需要と供給のデータを纏めるとこうなります。
供給:電気工事業者は右肩上がりに増加中
・需要:エアコン販売台数は50年間の推移では増加傾向ではあるが、年によるばらつきが大きく、大きく減少する年もある

電気工事事業所数とエアコン販売台数の前年比増減率(2011~2022・11年間)
出典①:令和5年 建設業許可数調査の結果について(国土交通省)
出典②:一般社団法人 日本冷凍空調工業会「家庭用エアコン(ルームエアコン)国内出荷実績」

つまり、市場自体は増加しているが、需給バランスで見た場合、供給が増える速度が需要を増える速度よりも上回っているといえます。

従って、エアコン工事の需給バランスは数年後には供給過多になっていく可能性が大きいと言えるでしょう。

 

【第二章】競合が多い・少ないエリア


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ここから先は、より詳細な市場分析を行っています。
「え、そうだったのか!」と驚くような内容も盛り込んでいます。

都道府県ごとの電気工事業者の希少性
【独自計算】エアコン購入頻度×購入台数による地域ごとのエアコンよく買う比率
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皆様の安定的なキャリアを、
心より願っております。

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