一度知ってしまったら、知る前には戻れない

なぜなら、今までその存在にすら気づいていなかったのに、
ある瞬間を境に、その存在に気づいてしまい、自分の世界で認識されたからだ。

一度いいところに住んだら昔の住まいに戻れない。
一度いい服を買ったらファストファッションの服には戻れない。
一度ハーマンミラーの椅子に座ったらパイプ椅子には戻れない。

そんな偉そうなことを思っていた生意気な20代の自分がいた。
どんだけお高くとまっていたんだか・・・と恥ずかしくなる。

但し、今の私はこれには例外条件があると思っている。
それは、そのことに気づいた自分があまり好みの自分でなかったか、
最初は好みの自分だったけど次第に好みの自分でなくなった場合は、
結果的に知る前後でさほど大きくは変わらないのではないか？という仮説である。

2016年のスリランカ行きと四角大輔さんとの出会いにより
今やミニマルライフに味を締めて生活している私である。

最近の私が感じた一度知ってしまったら、知る前に戻れないのものは、これらだ。

一度センマイの美味しさを知ったら、センマイを食べない焼肉には戻れない。
一度デュアルモニターでの捗り方を知ったら、シングルモニターには戻れない。
一度路地栽培の野菜を食べたら、スーパーの野菜には戻れない。

なんとも実利的かつ本質をついている自分にほっとする。
また、好みの自分が少しずつ変わっていくのを定点観測するのも楽しいし、
そんな自分が最近少しは可愛いと思えようになった。

私の大好きなおばあちゃま、あなたの孫は少し大人になれているでしょうか？

さてさて、東海岸時間で3/1〆切の書類作成があるので
今日はこの辺でおしまいとする。