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エッセイ

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#コラム

作り置きおかずの話

自炊をしている。おかずは作り置きだ。 こう言うと「えらい」と褒められる。褒めてくれるのは…

ユタカ
4年前
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名前の話

「あまちゃん」でおなじみの、岩手県久慈市で僕は生まれた。この街出身の母が帰省して産んだの…

ユタカ
4年前
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応援の話

かつて岩手(東北?)の高校では、新年度のスタートとともに「恐怖の」応援歌練習が行われた。…

ユタカ
4年前
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希望の話

「サウルの息子」という映画がある。 ナチスの強制収容所で働くひとりの囚人に、カメラが死神…

ユタカ
4年前
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はじめてのメルカリの話

昨年の暮れ、はじめて「メルカリ」を使ってみた。読みたかった本が安く見つかったからだ。 何…

ユタカ
5年前
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嫌な夢の話

子どもの頃、風邪で熱が出ると見る嫌な夢があった。 当時、僕が寝ていたのは玄関脇の4畳間。…

ユタカ
5年前
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ホーキング博士と口下手な僕

昨年、ホーキング博士が亡くなった。76歳だったそうだ。映画「博士と彼女のセオリー」の中で、病気(ALS)を発症した学生時代に、あと数年しか生きられないと言われていたと知った時には驚いた。電動の車椅子で歩き、合成された人工の声で話したホーキング博士。本人が「このせいでサングラスやカツラをしてもバレてしまう」とネタにした、異形とも思えるその姿が僕は好きだった。世界でも指折りの英知を守るための特別な待遇なのかもしれないけれど、それでもひとりのとても弱い人に人間らしく生きてもらうため