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時代に左右されない不変のデザイン

山形県長井市にあるあやめ公園は、元々、杉の木が密集した鬱蒼とした林でした。明治四十五年(1912年)、国鉄長井線の誘致運動をきっかけに、その林が伐採され、後の大正三年(1914年)、あやめ公園として開園することになります。

「あやめ公園開園七十周年記念碑」昭和55年(1980年)

昭和五十五(1980年)、開園七十周年を記念して、市民総参加による記念行事が盛大に行われました。その際、お披露目されたのが今作!

長井市の市章をデザインしたということもあり、長沼孝三先生に記念碑制作の依頼があったそうです。直方体を組み合わせた、シンプルだが温かみのあるデザインは、時代が移り変わっても色あせないものとして残っています。

この作品の他にも、長沼孝三先生は長井市内に屋外彫刻を制作しています。多くが人物を描いたものだが、今作は幾何学的なものとなっています。直方体を組み合わせ、あやめをイメージしたシンプルだが温かみがあります。モダンなデザインは、当時では斬新であったに違いないですね♪


※あやめ公園:山形県長井市横町5-1
紹介ページ:https://yamagatakanko.com/attractions/detail_4106.html

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