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写真にまつわるあれやこれ。

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撮影での出来事や撮影機材のお話など。写真撮影技術や精神論など。写真にまつわるあれこれ。
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#写真の撮り方

人物記念写真以外の商業写真。今回は料理写真について。

弊社は創業以来、スタジオから始まり婚礼写真、学校写真、集合写真、個人写真の人物記念写真を中心に今年創業70周年を迎えました。 そんな中、技術部では地元滋賀県彦根市の写真の御用聞きとして、『文教さん、料理写真とれる?建築写真とれる?商品写真とれる?』と写真にまつわる要望を個別に伺い『はい!撮れます!』と対応してきました。 それぞれの商業写真には専門性があり、料理・建築・物撮りは奥が深いです。 でも、出来ませんでは進みません。やらなければゼロ。やったらイチです。その差は大き

CANON5D3 VS FUJIFILM X-T3 ホワイトバランス対決。

まず、 ホワイトバランスとは、 白いものが白く写るように色の補正をおこなうカメラの機能の事をいいます。 CanonのjpgとFujifilmのjpgの大きな違いはホワイトバランスのあり方です。 Canonのjpgのホワイトバランスは撮影時のままで現像では変更できません。 Fujifilmのjpgは撮影時のケルビン値を現像時に変更できます。 これはjpg圧縮の形式が違うんだと思いますがその違いに興味はありませんので結論だけ。 これは衝撃でした! 今までCanon5dシリー

スナップ撮影が上手くなる方法。

まずスナップ撮影とは、日常の中で目の前の光景や出来事、人物などを一瞬のうちに素早く撮影する撮影技法、とググると出てきました。 目の前の光景や出来事、人物などを一瞬のうちに素早く撮影する方法が上手くなる為にどうすれば良いかを個人的見解をメモしときます。 上手くなる方法は、 50mm単焦点レンズで撮影する事。 です。 何故か。 50mm(35mm換算)レンズは人の視野角に近く、目で見ている大きさや感覚に近いので、ファインダーを見る前に頭に浮かんだ『このイメージが撮りたい』

10人までのグループ写真の記念写真撮影について。

社内向けの確認記事です。あしからず。。 ここではグループ写真の記念写真撮影について解説しています。 いきなり結論ですが、 人物記念写真10人までのグループ写真の撮影データで絞りは最低f5.6からf8.0くらいのf値が必要です。焦点距離は最低35mmまで。それ以上広角で撮ると左右が歪みます。 ●絞りについて 被写体の並び方で変わりますが、4.5人で横一列で顔の位置が近い場合はf4.0でもシャープに写ります。逆に二列になると奥行きが出るので絞らなければなりません。鮮明描写の奥

家族旅行での写真の撮り方。

写真が好き。 家族が好き。 家族旅行で写真を撮る。僕にとっては好き×2。それはそれは家族の写真をたくさん撮ります。 そんな家族旅行での写真の撮り方。 経験の中で色々考えることがあるのでメモしておこうと思います。 ● 撮影の心構え ①撮る時は周囲に気を配る。  家族の写真は綺麗に撮りたい。自己満足の写真です。例えば観光地や飲食店など他の方々がいる環境で写真を撮っていることが周囲の迷惑になることが多くあります。自己のために他者に迷惑をかけるのは避けたいしされたくないですね

ブライダルフォト。野外の多灯ストロボ撮影の経験値から来る主観。

いわゆるブライダルのロケフォト。そのストロボ撮影の経験値からくる主観です。この内容に興味あるのは同業者だけ?まぁでもこの料理こんな風に作ってます!のと同じでこの写真こんな風に撮影してます!みたいなことをお伝えできればと思っています。 ブライダルのロケフォトではいろんな撮影環境がありますが、下の写真の撮影環境はほぼ真っ暗。ブライダルフォトを撮影する環境はだいたい日中が多く、せいぜい夕焼けまでがほとんど。なので日没後の撮影は3年ほど前まではなかったですがここ最近は、お客様の撮っ

物撮りの振り返り。

今回は物撮をしたのを振り返ってみようと思います。物撮りの世界は深いです。専門ではないので勉強不足です。今回は商業写真ではなく社内の記録撮影でした。なので練習程度の撮影ですので、あしからず 。 担当者から『古いカメラをええ感じにお願いします。』だけでした。漠然。まぁでも撮影依頼の要望は往々にしてイメージだけの場合が多いです。そこからどれだけ要望以上のカタチで提供するかが勝負です。 古いカメラの質感と無骨な雰囲気を演出するためにグリッドでライティングすることにしました。まずは