マガジンのカバー画像

写真にまつわるあれやこれ。

27
撮影での出来事や撮影機材のお話など。写真撮影技術や精神論など。写真にまつわるあれこれ。
運営しているクリエイター

#フォトグラファー

EF50mm F1.2LUSMをX-T4で使用した。

2年前にCanonからFujifilmへ機材変更した際に、Canon機材は保持したまま予備機材として使用していました。今年5月にチームの機材を全てFujifilmに変更してからはCanonの使用頻度が少なくなりました。 機材変更の理由は機材の重量がポイントでした。FujifilmのXシステムはCanonに比べると超軽量です。 で、レンズがしばらく眠っていたのですが、EF50mmf1.2LUSMには大変お世話になっていたので、もう一度使用する気になってしまいました。今は便利

”誰か”のためではなく”あなた”のために写真を撮る、その撮り方の思考。

100人に気に入ってもうらう写真より、 その1人に気に入ってもらえる写真を撮りたいです。 被写体の様子やその時の雰囲気や質感が伝わる写真を残したいと思っています。僕はそんな写真があれば欲しいんですが、でも答えは被写体によって違います。いつも手探りで答えをわかろうとしますが、写真が被写体に届いてからでないと答えがわかりません。 被写体である”あなた”のために色々考えます。 この写真は京都鉄道博物館の貸切撮影で結婚される2人の前撮りです。 旧二乗駅舎の駅長室での1カット。

人物記念写真以外の商業写真。今回は料理写真について。

弊社は創業以来、スタジオから始まり婚礼写真、学校写真、集合写真、個人写真の人物記念写真を中心に今年創業70周年を迎えました。 そんな中、技術部では地元滋賀県彦根市の写真の御用聞きとして、『文教さん、料理写真とれる?建築写真とれる?商品写真とれる?』と写真にまつわる要望を個別に伺い『はい!撮れます!』と対応してきました。 それぞれの商業写真には専門性があり、料理・建築・物撮りは奥が深いです。 でも、出来ませんでは進みません。やらなければゼロ。やったらイチです。その差は大き

CANON5D3 VS FUJIFILM X-T3 ホワイトバランス対決。

まず、 ホワイトバランスとは、 白いものが白く写るように色の補正をおこなうカメラの機能の事をいいます。 CanonのjpgとFujifilmのjpgの大きな違いはホワイトバランスのあり方です。 Canonのjpgのホワイトバランスは撮影時のままで現像では変更できません。 Fujifilmのjpgは撮影時のケルビン値を現像時に変更できます。 これはjpg圧縮の形式が違うんだと思いますがその違いに興味はありませんので結論だけ。 これは衝撃でした! 今までCanon5dシリー

スナップ撮影が上手くなる方法。

まずスナップ撮影とは、日常の中で目の前の光景や出来事、人物などを一瞬のうちに素早く撮影する撮影技法、とググると出てきました。 目の前の光景や出来事、人物などを一瞬のうちに素早く撮影する方法が上手くなる為にどうすれば良いかを個人的見解をメモしときます。 上手くなる方法は、 50mm単焦点レンズで撮影する事。 です。 何故か。 50mm(35mm換算)レンズは人の視野角に近く、目で見ている大きさや感覚に近いので、ファインダーを見る前に頭に浮かんだ『このイメージが撮りたい』

ブライダルフォト。野外の多灯ストロボ撮影の経験値から来る主観。

いわゆるブライダルのロケフォト。そのストロボ撮影の経験値からくる主観です。この内容に興味あるのは同業者だけ?まぁでもこの料理こんな風に作ってます!のと同じでこの写真こんな風に撮影してます!みたいなことをお伝えできればと思っています。 ブライダルのロケフォトではいろんな撮影環境がありますが、下の写真の撮影環境はほぼ真っ暗。ブライダルフォトを撮影する環境はだいたい日中が多く、せいぜい夕焼けまでがほとんど。なので日没後の撮影は3年ほど前まではなかったですがここ最近は、お客様の撮っ