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【速報】ミッドナイト念仏開催へ 人数制限、オンライン併用

※新聞掲載前の速報です。独自ダネです。2021年3月22日号に掲載します。

 浄土宗総本山知恩院は、4月18~25日に営む御忌大会=用語解説=の初日に、夕刻から早朝まで念仏を唱え続ける「ミッドナイト念仏in御忌」を開催する方針を固めた。新型コロナウイルス感染予防の観点から、事前予約制での人数制限とオンライン配信を併用する。

 ミッドナイト念仏は、国宝三門の楼上で、午後8時~翌朝午前7時まで念仏を唱え続ける別時念仏会=用語解説。毎年、多くの人々が参加し、入場待ちの列が約200㍍に及ぶこともある。昨年はコロナ禍に伴って中止された。

 御忌大会は昨年、関連行事を中止し職員のみで法要を営んだが、今年は参列者数の制限を行いつつ、例年通りの形に戻す。このため、ミッドナイト念仏についても復活。全体を3部に分け、参列者数の上限を各40人とする。事前予約は、3月中にも知恩院ホームページで受け付けを開始する見込み。

 参加できなかった人向けには、ホームページで動画をライブ配信。ページ上にアイコン「どこでも木魚」を配置し、唱えながら押してもらう。参加者全員で唱えた念仏の数が増えていく様子が見えるようにする。

 九鬼昌司布教部課長は「これまでのオンライン法要はコロナ下での代替措置だったが、今後は法要に参加してもらう手法の一つとして考えたい」と話した。

【用語解説】御忌大会(ぎょきだいえ=浄土宗など)
 浄土宗の宗祖法然上人の仏徳をしのんで営む忌日法要。後柏原天皇の勅命で旧暦1月に営まれるようになり、多くの参拝を得るため、1877(明治10)年からは新暦4月に勤めるようになった。

【用語解説】別時念仏会(べつじねんぶつえ=浄土宗など)
 時間を特別に設けて念仏を唱え続ける修行方法。

2019年のミッドナイト念仏
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