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社会との距離「想像以上」 浄土宗基本計画

※文化時報2023年9月15日号の掲載記事です。

 浄土宗は、5~8日に開いた浄土宗宗議会(村上眞孝議長)の第130次定期宗議会で、宗の30年後を見据えて新たに策定した浄土宗基本計画を発表した。「想像以上にある社会と浄土宗の距離」と題して課題を挙げ、「宗務庁・組織の時代適応」など三つの重点項目を示した。

 浄土宗基本計画は、来年の開宗850年を起点に、2032年の宗祖降誕900年を目標年度とした中長期計画。これをベースに行動計画をまとめ、取り組むべき事業を示す。

 課題抽出では、一般の人々1787人から回答があった11(平成23)年のアンケートを基に、「歴史や教科書における用語としての認識にとどまり、生きた浄土宗の教え・情報が伝わっていない」と判断。次世代をターゲットとした戦略的な発信力が不足していると指摘した。

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