島根思い3世参加 離郷門信徒の会、京都で
※文化時報2023年11月7日号の掲載記事です。
島根県江津市の浄土真宗本願寺派光善寺(相山一善住職)は10月22日、本山本願寺の聞法会館(京都市下京区)で41年目の「離郷門信徒の集い」を開き、近畿地方在住の門徒19人が参加した。「ふるさとの話をしませんか」と始めた会に集まる人は、離郷1世から、島根を訪れたこともない3世に移りつつある。キーワードは「つながり」だった。(大橋学修)
開始1時間前から、相山慈(めぐみ)副住職と共に会場に入った一善住職は、門信徒が訪れるたびに声を掛けた。45年ほど前に大阪府寝屋川市に移り住んだ男性には、「ポンプ小屋があって、その向こうに行ったところに妹さんの家があって…」と、ふるさとの情景を思い出せるように話し掛け、別の男性には数年前に逝去した家族の話をした。
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