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【能登半島地震】ともに祈り、献香 総本山金剛峯寺で四十九日法要
※文化時報2024年3月1日号の掲載記事です。
高野山真言宗は2月18日、総本山金剛峯寺(和歌山県高野町)で、能登半島地震の慰霊と早期復興を祈願する四十九日法要を行った。
本坊持仏前大広間の本尊弘法大師宝前で、長谷部真道管長が導師を務めて執行。真言宗総本山教王護国寺(東寺、京都市南区)長者の飛鷹全隆前官をはじめ山内住職、役職員、高野山専修学院生らが出仕した。
今川泰伸宗務総長が長谷部管長の願文を奉読し、犠牲となった全ての人々の冥福を祈った。参拝者や国内外からの観光客もともに祈り、献香した。
和歌山県橋本市在住の女性は「本山からの刊行物で法要のことを知った。お身内を亡くされた方や、寒い中、不自由な生活を余儀なくされている方々を思うと胸が痛い。一日も早く、穏やかな日常が戻りますように」と話した。
災害対策本部を置く社会人権局では、発生直後から能登宗務支所や石川宗務支所を中心に現地の住職らと連絡を取り合い、必要な物資などを支援。能登宗務支所は全寺院に当たる38カ寺が被災した。
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