福祉仏教入門講座 第5期(10月~)締め切り迫る
真に必要とされる僧侶に
文化時報社は10月から、社会活動に取り組む僧侶のための「文化時報 福祉仏教入門講座」の第5期を、オンラインで開講します。「葬式仏教から福祉仏教へ」をキャッチフレーズに、宗教者と医療・福祉の専門職ら計約120人が受講した人気の講座です。
宗教離れが叫ばれる昨今、さまざまな困難を抱える檀家・門徒・信者や地域住民を支え、真に必要とされる僧侶・お寺になることを目指します。看取りから弔いまで、人生をトータルに支える宗教者になりませんか。
講座は全7回。まず多職種連携の方法について学び、普及が進む成年後見制度=用語解説=の仕組みを大づかみで理解します。ソーシャルワーク=用語解説=に取り組む僧侶や障害者福祉に詳しい当事者、市民後見人として活動する非営利活動(NPO)法人の代表らを講師に迎え、宗教者が果たすべき役割について考えを深めます。
皆さまのご参加をお待ちしております。
▽講座名:文化時報 福祉仏教入門講座
▽開講日:別表の通り
※全7回の出席が原則です。いずれも友引前日です。
▽時間:午後7~9時
▽開講方法:テレビ会議システム「Zoom(ズーム)」
※欠席時は録画で受講可能です。
▽受講料:1万6500円(税込み)
※全7回分です。欠席時の返金はできません。
▽申し込み:ホームページ(https://bunkajiho.co.jp/lecture.html)からお申し込みの上、受講料をお振り込みください。
▽締め切り:9月25日
▽振込先口座:京都信用金庫 七条支店 普通3012160
必要なことを学べた
――受講者の声・井上從昭住職
第1期を受講した浄土真宗本願寺派妙行寺(鹿児島市)の井上從昭住職は「既存の僧侶養成機関にはない講座。本当に必要なことを学べた」と話す。
成年後見制度の仕組みや活用方法などは、自分のお寺でどう生かせるかを考えながら学んだという。「宗派や地域を超え、全国の僧侶の皆さんとつながれたことも大きい。講座後も活動を支援してくれている素晴らしい講座」と語る。
受講を検討している宗教者に向けては「動かなければ、つながりも場もできない。受けない手はない」と呼び掛けている。
【用語解説】成年後見制度(せいねんこうけんせいど)
障害や認知症などで判断能力が不十分な人に代わって、財産の管理や契約事を行う人(後見人)を選ぶ制度。家庭裁判所が選ぶ法定後見制度と、判断能力のあるうちに本人があらかじめ選んでおく任意後見制度がある。
【用語解説】ソーシャルワーク
生活に問題や不安のある人々と関係を作り、適切な援助を提供すること。「社会福祉援助技術」や「相談支援」と訳される。専門に行う人はソーシャルワーカー(SW)と呼ばれ、病院や福祉施設、自治体などにいる。社会福祉士や精神保健福祉士といった国家資格を持つ場合が多いが、必ずしも資格は必要ない。
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