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お寺の土葬、ムスリムも 京都・南山城村に「国際霊園」

※文化時報2022年11月18日号の掲載記事です。

 韓国にルーツを持つ曹渓宗総本山高麗寺(京都府南山城村)が土葬墓地を開設し、イスラム教徒(ムスリム)の埋葬を受け入れ始めた。南山城村には土葬の風習が残っており、戒律で火葬が認められないムスリムのニーズを、廃寺の危機にあった同寺がくみ取って再興につなげた形。当面は15区画で受け入れ、今後も増やす方針だ。(大橋学修)

 土葬墓地は「高麗寺国際霊園」。2022年2月、宗教・宗派や国籍を問わず募集を開始したところ、8月末にイスラム教の宗教法人イスラミックリサーチセンタージャパン(IRCJ、京都府八幡市)と土葬墓地使用権設定契約を結んだ。

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