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清浄華院法主に飯田氏 2年半の不在に終止符

※新聞掲載前の速報です。文化時報2021年5月31日号に掲載予定です。

 浄土宗は26日、京都宗務庁で大本山清浄華院(京都市上京区)の法主を選ぶ法主推戴委員会(委員長・川中光敎宗務総長)を開き、新法主に安楽寺(長野県駒ケ根市)の飯田実雄住職(72)の推戴を決めた。2年半にわたる法主不在問題に終止符が打たれた。

 飯田新法主は1949(昭和24)年5月生まれ。長野県駒ケ根市出身。76年に大正大学大学院文学研究科を修了、91年に安楽寺住職に就任した。98年から清浄華院の長野出張所長を務め、2019年に清浄華院が浄土宗から離脱しようとした際に反発し、辞任していた。

 飯田新法主は「宗門や教区の役職を担ったわけでもなく、学識者でもない。これまでの経緯を知っているので選ばれたと感じる」とし、「浄土宗の大本山として、ふさわしい姿であるように取り組む。宗内局とも協力していきたい」と語った。

 推戴委は満場一致で決定。選考に携わった委員からは「若くして住職に就任し、地道に努力してきた方」「温厚で真面目」などと評価する声が聞かれた。

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