合理的配慮への違和感
※文化時報2021年6月14日号の社説です。
障害者への「合理的配慮」を全事業者に義務付ける改正障害者差別解消法が、5月28日の参議院本会議で全会一致で可決、成立した。
バリアフリーを進め、障害を理由とする差別をなくそうという立法の趣旨には賛同する。だが、どうしても引っ掛かるのが、合理的配慮という言葉である。不合理的、あるいは非合理的配慮があるとでもいうのだろうか。
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