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【速報・独自】中西随功法主が辞任 西山浄土宗

※新聞掲載前の速報・独自ダネです。文化時報2022年2月22日号に掲載予定です。

 西山浄土宗総本山光明寺(京都府長岡京市)の中西随功第87世法主(72)が14日付で辞任していたことが、関係者への取材で分かった。昨年7月に晋山した後、加療のため入院していたが、復帰が難しいと判断した。法主は西山浄土宗管長を兼ねており、宗派は第140定期宗会の終了後の今月25日に管長推戴委員会を開いて後任を選ぶ。

 中西法主は、1949(昭和24)年8月生まれ。82年に大谷大学大学院博士課程単位取得満期退学後、京都西山短大教授などを経て、2012(平成24)年に同短大学長に就任。20年3月に定年退職し、同年12月17日に法主・西山浄土宗管長に推戴された。

 昨年7月7日の晋山式後、夏ごろに入院し、リハビリを継続してきたが、法主の役割の中で最も重視される法脈相承=用語解説=を勤めることができないと判断。今月14日に土江賢祥宗務総長へ辞意を伝え、辞任した。

2022-02-22 西山浄土宗・中西法主が辞意表明

晋山式で垂示する中西法主=2021年7月

【用語解説】法脈相承(ほうみゃくそうじょう=西山浄土宗)
 西山浄土宗教師になるための道場。総本山光明寺で開かれ、法主から法脈が伝えられる。加行(けぎょう)とも呼ばれる。

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