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【能登半島地震】豪雨の恩返し 佐賀・武雄市「おもやい」

※文化時報2024年1月23日の掲載記事です。写真は石川県七尾市で支援活動を行うおもやいのメンバーら(おもやい提供)。

 曹洞宗東禅寺(佐賀県武雄市)の鈴木隆太住職が代表を務める一般社団法人おもやいが、能登半島地震の災害支援に取り組んでいる。

 おもやいは、2019年の九州北部豪雨で武雄市が被災したのを機に発足したボランティア団体。今回の地震では、発生直後から事務所に水や食品、衛生用品などが集まり始め、スタッフ5人が13日に石川県七尾市へ届けた。

 翌14日には甚大な被害を受けた同県珠洲市の正院小学校で支援活動を行った。鈴木住職によると、断水で感染症が発生しており、避難生活は非常に厳しい状況。2次避難を希望してバスに乗り込む被災者が行き先を知らないケースがあるなど、行政も混乱しているという。

 武雄市に戻って現地の状況を報告すると、事務所には下着や紙おむつが続々と集まり、中にはお年玉を送ってくる子どももいた。鈴木住職は「今まで多くの人に助けてもらった恩返し。北陸は遠いが、最低限の生活に必要な物資を届けたい。再び能登半島に向かう」と話している。

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