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日本遺産認定取り消しの見送りについて

 先日、津和野の日本遺産認定の取り消しは一旦見送りになったという発表が行われ、テレビや新聞で報道された。計画の見直しで認定取り消しの危機は当面去ったようであるが、今後の取り組みによっては本当に取り消しになることから、これからの2、3年が正念場であるという。かつて認定を受け、津和野町日本遺産センター(以下「日本遺遺産センター」という。)を設置して運営に携わっていたころには、観光客はもちろんのこと、視察や研修などで訪れる組織や団体、学校なども多く、成功事例として各方面で紹介されたりもした。データで見ても観光客の入り込み数は周辺地域で減っている中で現状を維持し、中には増えている施設もあった。しかし、退職して3年の間にまちづくりの計画や日本遺産センターの運営はどうなってしまったのか。
 退職後、日本遺産プロデューサーとしていくつかの認定地域を評価する機会があったが、それらに比べて津和野における当初の計画内容や取り組み内容がマイナス評価になることはありえない。コロナの影響は全国的なものなので評価が低かったという理由にはならない。当時の関係者も変わったり、すでに辞めているスタッフもいるようなので、日本遺産センターの設置の経緯、当初の運営方針と役割、機能などについてあらためて説明しておこうと思う。そして最後にこれからの日本遺産のあり方についても言及する。今後、日本遺産に関わるすべての方々の参考になることを願う。

続きは文化遺産マネジメントラボのWEBで。

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