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海外コンテスト・留学に向けたファッションポートフォリオアドバイス

このアドバイスは、海外コンテスト、海外留学を目指すファッション学生のためのものです。
ポートフォリオは「こうすれば正解」というものはありません。
ポートフォリオはコミュニケーションツールです。
あなたが一体誰なのか、何が得意で、何に熱狂しているのか、プロジェクトを通したパーソナリティが見たいのです。
まずはスタートとして、以下を参考にしてみてください。

何を入れるのか?

あなたのデザイナーとしての能力を示すために、どれだけそのプロジェクトにコミットしたか、そのスキルが分かるものを見せてください。

◆あなたのコンセプトに対するクリエイティブなリサーチ
ファッションだけに限りません。他分野の知識も示すこと。ただし、自分の作品でないものをあまり多く入れないこと。

◆デザインプロセス
コンセプトから実際に制作するまでの「デザインの過程」を分かりやすく見せること。実際の素材サンプルなども含みます。文字は最小限に。ポートフォリオはビジュアルコミュニケーションです。見てすぐわかることが大切。制作過程のトワルやフィッティングの写真もあると良いです。

◆デザイン画
コレクション全体が分かるラインナップも入れてください。
よく描けており、美しくプレゼンされたもの。テクニカルドローイングをしっかり描くことでイラレのスキルもアピールできます。

◆モデルを使ったシューティング写真
写真のインパクトは強力です。妥協しないように!

これらを「編集する」こと!
一番いいものをまとめること。簡潔であることに徹してください。最後まで順番に見てもらえる保証はどこにもありません。

フォーマットは?

・A4かA3サイズが持ち運びしやすく、見やすいです。紙の種類も多い。紙にもこだわってください。

・ページのレイアウトにこだわってください。タテヨコは問いませんが、どちらかに統一すること。

・小さいイメージをごちゃごちゃ置かない。自信がないようにとられます。

・文字フォントもプロジェクトの雰囲気に合わせること。意図なく明朝とゴシックを混ぜたりしないこと。

・ファイルに入れるのか、別の方法で綴じるのか、綴じないのか、これもコレクションに合わせて。

・デジタルで求められることも多いです。最終的にはPDFでも用意しておくこと。

・(入試であれば)ポートフォリオとは別に、スケッチブックなどもあると良いです。

まずは一度まとめてみて、他の人からフィードバックをもらい、何度も作り直してみてください。あなたがコンテストのファイナリストに選ばれたり、志望校に入学できることを期待しています!

文化学園 国際交流センターでは、文化生を対象にポートフォリオの個別相談を受け付けています。以下のリンクからお申込みください。


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