見出し画像

今までのワーケーションのまとめ

2022年6月アップデート!
泊りでのワーケーションは2021年から始めて12回やりました。それぞれ期間は1週間弱。
現地への移動は電車、車、飛行機とそれぞれでしたが、いったんここで今までの経験をまとめておくことにします。

ワーケーションの定義

ここをまずは明確にしておきましょう。
仕事をしつつバケーションを楽しむ、という事なので、前提はバケーションをすることにあります。その為場所は事務所とは違う場所で、休暇を楽しみつつ仕事をするということになります。
と振り返ると自分の場合、仕事がメインだった今までのワーケーションはちょっと違うのか?となりました。。

そうなると一般的なワーケーションとは、ではなく私のワーケーションとは、ということになります。私の場合は場所を変えて仕事をしつつ、空いている時間を観光に使う、というのがワーケーションになります。

またその土地の文化を知る、ということに興味があり、文化=食文化という印象が強いので、その土地でないと食べられないものを食べる、ことを重視しています。この食文化を楽しむ、というのは十分に堪能をしています。


なぜワーケーションをやるのか?

例えば事務所で仕事をしていると環境がずっと変わらないため、ふとした瞬間に気が滅入ることがあります。顔を上げてもいつもと変わらない風景があったりです。これが続くとうんざりとします。

2020年までは月に1回ほど海外出張で現地での打ち合わせ、試作の立ち合いということをやっていたので、自分でもずっと事務所に閉じこもって仕事をする、というのがあまりなかったのです。そのため、このご時世、たまには事務所ではない場所で仕事をしたいということがワーケーションをしようと思ったきっかけです。また頻繁に海外に行っている時は、当然事務所以外で様々な仕事をする必要があったため、基本的にはその期間はラップトップ一つで仕事をこなす、ということが出来ていたので、ワーケーションも同じこと、という思いもありました。

私の仕事

私は家電の設計を仕事にしています。主にはラップトップにCADを入れてあり、これを使い設計をする。また、excelを使って部品表を作り原価を管理する、powerpointを使って提案資料を作成する、というのが主にやっていることです。コミュニケーションツールはEメールが主ですが、slackを使っているプロジェクトがあったり、オンライン会議はzoom, teams, google meet, wherebyを使っています。ほぼ電話をすることはないです。
コロナが拡大してからは顔を合わせての打合せ、というのもめっきりと減り、知り合うところから納品まで直接会うことなく進んでいったプロジェクトもありました。
こういった環境のため、比較的拠点を変えての仕事というのはやりやすい職種です。
これ以外にはサンプルを作成する、できた試作品を評価する、という実物を触って検討をする仕事があります。
この仕事だけは拠点を変える際には必要なサンプルを持っていく必要があります。またあの工具が使いたい、などということがあったりと、正直実物を触っての検討が必要な仕事ではワーケーションは難しいですね。様々な工具や測定器を持っていく、というのは現実的ではないです。この点はワーケーションの予定を組んだらこの期間にはサンプルをいじる必要がないように調整をしています。具体的にはこの期間に新しいサンプルが来ないようにうまく調整をする、ということをやっています。
たまにうまく調整できず、ワーケーションの初日にサンプルが事務所に届く、が誰も受け取れずに1週間放置される、ということもありました(汗

また自分で会社を経営している、ということも自由に仕事のスタイルを決められるという大きなポイントです。フリーランスでも同じことが言えますね。自分で仕事の量やそのタイミングに対しての裁量がある、というのが自由にワーケーションができる理由です。

ワーケーションで、仕事関連ではどんなことが出来る?

サンプルをいじる、以外の事はすべてできます。設計もできれば打合せも問題なくこなせます。

ワーケーションに持って行くもの

~仕事関連~
ラップトップ
ACアダプタ
マウス
スペースマウス 3DーCADを使うので、これがないと右手が腱鞘炎になる
iPhone
iPad これを使って仕事中は音楽かけます
イヤホンマイク
USBのwebカメラ
延長コード 仕事をしたい場所にコンセントがない、ということがあるので
各種充電ケーブル

~生活関連~
各種調味料
特に
 小麦粉 肉につけてソテーにする
 乾燥ニンニク 生のニンニクは忘れるから、これを袋に入れて持って行く
 オリーブオイル
粉末スープ類
保冷バック
珈琲豆
キャンプ用のコーヒードリッパー ドライっパーがないところもあるので念のために。

~その他~
ジョギングのツール シューズ、ウェア

意外と少なかった。。

元々出張が多かったので、仕事関連のものは昔からこのラインナップをもって出張に行ってました。またジョギングツールも泊りの出張だと持って行ってます。ワーケーションになったら料理関連が追加になった、という感じですね。選んでいる場所がキッチンがあるから調味料は持参をしています。

ワーケーションでの時間の過ごし方

だいたい平日はこんな感じで働いています。
6時 起床
7時 朝食準備~食事
8時 仕事開始
12時 昼ご飯準備~食事
13時 午後の仕事開始
18時 夜ご飯の準備~食事
22時 就寝
この間に朝か夜、近所をジョギングします。30分程度、朝日や夕陽を見たり、街の雰囲気を味わったり。
テレビはほとんどつけないです。もともと家にいるときもあまりテレビは見ず、なのですがワーケーションに行くとほぼつけることはないです。それよりも周りの景色を楽しんだり、時間があれば散歩をします。
ただ、amazonPrimeが見たくなる時があるので、fire stick TVをもっていっています。宿泊先についていることもあるんですが、自分のアカウントの方が、検索がやりやすい/履歴が残せる、というのが理由です。

休日になれば朝から夜まで観光をしたり買い物をしたり、です。これぞワーケーションです。
ただ私の場合は観光をする、というよりは朝晩に近所を散歩してその街の雰囲気を味わう、という方が楽しく、その意味では十分ワーケーションを楽しんでいる、と思っています。

ワーケーションの良いところ

・環境を変えることで、仕事に対しての意欲がわく。これは確実にあります。またあまりだらだらと働きたくない、と思うので、集中して短時間で仕事を終えられる、と思います。
・空き時間で観光できる。京都であれば寺巡り、沖縄ならビーチ巡りです。
・その土地の文化が知れる。文化=食文化、という印象が強いので、文化を知るためにはその土地のスーパーに行き、土地の食材を買ってきて調理をする、ということをやります。普段から料理をよくやるのでワーケーションでの料理も苦にもならず、どちらかというとこれが楽しみです。そのため1週間のワ-ケーションでの外食は2回程度、というのがほとんどです。
・また、観光目的の国内旅行であればある場所に1週間滞在というのはないと思いますが、ワーケーションの場合は1週間くらい滞在をします。このくらい滞在をすると何となく地元感が出てきます。街の空気感などがなじんでくるのでよい感じです。
・町の人とのふれあい。これは長期滞在をしていないとできないことです。2泊くらいだとお金を出すところでのコミュニケーションは取れますが、6泊くらいになると、結構お金のやり取りがない人とのコミュニケーションが生まれます。このおかげでさらにその土地に親近感がわきます。

ワーケーションの悪いところ

・サンプルをいじっての仕事はできない。調整はしているが、調整をしているということは多少効率悪くなっている、はず。
・費用が掛かる。けど、airbnbで12千円/泊くらいで探すので、交通費入れても2人で12-3万円くらいです。自炊をしている、というのが大きいと思います。以前は良く海外に行っていたと思うとこれくらいの経費は安いものです。

ワーケーションでの宿泊先の条件

・まずはデスクがある事。最悪ダイニングテーブルでもよいのですが、私の場合は妻も一緒に行き仕事をしているので、別のデスクで働ける方がよいです。そのためデスク2個、もしくはデスク1個+ダイニングテーブルという物件を条件として探します。難点はAirbnbだともともと海外からの観光客を狙っているところが多く、テーブルがなく床に座るスタイルの頃が多いことです。そのため宿探しはいつも時間をかけています。予算を上げればあるんですが、1泊の予算を上げるくらいなら、安いところで滞在期間を延ばしたい、という派です。
・キッチンがついていること。airbnbがあるので便利になりました。ホテルだとなかなかキッチン付きはないのですが、airbnbであればキッチン付きが容易に探せます。注意点はIHクッキングヒーターの場合はビルトインである事。後付けのIHクッキングヒーターの場合は使い物にならん。
・窓があり明るい部屋である方が仕事をする際にモチベーションあがります
・ジョギングして楽しそうな場所である事。周りに何もないところよりは少し行くとお寺がある、山がある、とかの方が魅力的。ただし街中はあまり面白くないです。街はどの地域に行っても同じ感じなので、極力住宅街にある物件を探します。

移動は何がよい?

移動は車でも電車でもどちらも問題なし。もともと荷物は少ないし、帰りはお土産などで荷物が大きくなったら宅配便で送ってしまえばよい。近場なら車がよいし、遠かったら運転疲れるので電車や飛行機です。東京から京都までの車はちょっと疲れるけど許容範囲内でした。

費用はどのくらい?

夫婦2人で行く、ことが多いのでその場合の費用はだいたい以下の通りです。

Airbnbにしてもホテルにしても1泊12-14千円くらいで探します。5泊すると6-7万円です。

移動はツールで変わります。車なら高速道路の料金次第なので5千円~4万円くらい。電車や飛行機でも上限4万円くらいです。

レンタカーを借りると期間内で2万円くらい?

生活に必要な費用は食材と外食費ですが、たぶん食材で1万円以下、外食は2回程度として1万円くらい。

その他こまごまとしたものを考慮すると1回あたり10-16万円くらいです。


今後のワーケーションでやりたいこと

その土地でのコミュニティが作れれば、と思います。2019年には海外でのワーケーション、というか出張の際に2日ほど早く現地にいき、コワーキングスペースで仕事をする、ということをやっていました。目的は現地のコミュニティに入りたい、ということだったのですが、それは実現できず。国内でもコワーキングスペースに行かないと現地のコミュニティには入れないとは思うのですが、ぜひ入り、東京以外の仕事をつくる、というのが目標です。

↑ 2020年にこれを目標、としていましたが、今はまぁ、そううまくはいかないよな、と思っています。それよりも
・その土地を深く知る
ということをやりたいですね。日本にはまだまだ良い文化、景色、食があります。海外に行くのはもう少し我慢が必要、その間、日本の異文化を十分楽しんでいきたいと思います。

あとは、2022年末くらいには海外でのワーケーション!を目標にして引き続き旅をしながら仕事をする、ということをやっていこうと思っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?