夏の真の敵を知る恐怖
夏といえば蚊や蟻やハエ、害虫の恐怖に震える……と。そう考えていました。
半月ほど前から、謎の虫刺されで夜中に無意識で掻きむしっては夜中に目覚め、を繰り返していました。
掻きむしるから当然だけど、広がるんですよね。炎症が。
ズボン履いたら、右足だけ11箇所刺されたり。
しかし、蚊のようにその正体を目にすることなく、ダニなのだろうかと思ったり。
(刺された後が明らかに蚊ではない)
汗疹のような症状が足首と太ももに幅広く現れ、汗疹かしらと思いつつも。近くに謎の虫刺されがあり。
炎症が酷いなぁと、鍼灸院に伺った際に「汗疹だと思うんですけど……」と話してみたら、
表皮の温度を測定してもらい。
「いやー、炎症起こしているので……汗疹ではないと思います。虫刺されじゃないかなぁ」と。
まったく正体の見えない犯人に対策の練りようもなく、恐怖に怯えておりまして。
つい先日、台所で足首に痛みを感じて視線を落とすと。何やら虫らしき姿が。
「ノミ!?」と思い手を伸ばすも捕まえられず。
それからも咬まれる、痒みに襲われる、周辺に炎症が広まる。
鍼治療の際に、炎症を抑えるツボに処置してもらってからだいぶ良くなりましたが、原因不明のままの本日。
ようやく理解しました。
ブユという悪魔。
二年ほど前に職場の博識な方に聞いて、初めてその存在を認識したブユ。
しかし、自分の敵はあくまで蚊だと思い込み、犯人の姿の見えない虫刺されはすべて、ダニか何かだろうと考えていました。
今日初めて、ちょっとした偶然から一箇所に集合したブユを認識し、
「お前じゃねーか!!」となりました。
コバエは繁殖力が強すぎるので、家の中でみたら確実に仕留めるようには心がけていました。
正直、ただのコバエだと思っていたのが、恐らくはブユだったのだろうと。
叩き潰した際に、赤い血液が飛び散り。
「!?」となり、数秒で悟りました。
これがブユか、ここしばらくの謎の虫刺されはお前だったか、と。
ハエってことは繁殖力が高いんですよね?
その上に血液を吸うわ、毒性の強い毒を注入してくるんですよね?
………積みじゃない?
我が家には、ふと気付けばハエトリグモという同居者が存在していて、今日お風呂場に集合したブユと戦っていたら。
結構大きめのハエトリグモが、姿を現したんですけど。
……頼むから、捕食してくれよ。と思いつつ。その場は自力で殲滅させました。
気付くまでただのコバエだと思って、なんでお風呂場にハエが??(キレイにはしているので、わいたことがない)と、対応が遅れたために背中を数カ所喰われてますがね……痒い。
あいつら、ガチで血液に寄ってくるのだと。
自身にも悪影響があるだろうと、殺虫剤は使いたくない派なんですが。
ハエトリグモにも影響あるだろうし。1mmくらいのハエトリグモの赤ちゃんも目にするから、余計に。
しかし、根絶させねばその毒による痒みで、気が狂ってしまいそうだなぁと。真剣に悩み出しました。蚊取り線香じゃ効かないかな?
とまぁ、こんな年齢になって初めて認識し、そしてなによりも一番の敵でありそうなブユ。
しかし、犯人がわかれば対策も練れるというもの。
今年の夏は、ブユとの戦いに明け暮れそうです。
あぁ。メジェド様みたいに、目からビーム出ないかな。
目に映る害虫だけ、焼き切れないかな……。
アホなこと言ってないで、ドラッグストア行ってきます。
皆さまも、夏の悪魔ブユにお気をつけください。
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