フィルムカメラだと、ボディやレンズの軽さは重要だ

私が主に使っているフィルムカメラは、一眼レフだとM42スクリューマウント、レンジファインダーだとL39スクリューマウントのボディである。いずれも汎用性の高いマウントで、日本から、東西ドイツ、ロシアなどなど、世界中から、多種多様なレンズが供給されている。また、かばんの中に放り込んでおくことが多いので、そのサイズや重量は大切である。常に軽量、コンパクトを心がけているのだ。

だが、いくら描写の優れた銘玉レンズでも、大きくて重くては愛着が湧かない。何本か同じ焦点距離のレンズがあると、より軽いほうを残して、ほかはヤフオクに出品してしまう。富岡光学のレンズは何本も仕入れたが、結局1本も残っていない。精密に作り込みすぎているようで、ガラスの量が多いらしく、とにかく重たいのだ。また前玉の口径が大きいとレンズキャップにも不便するし・・・。

手軽に持ち歩けないと、写真が日常化できないのである。以前、ブローニー版フィルムを使うカメラを買って使ってみたこともあるが、やはりダメだった。マミヤやヤシカ、リコーなど二眼レフ、中国製の一眼レフなんかだったが、その大きさと重さにぐったりしてしまったのである。

最近のお気に入りは、ローライ35である。細部まで、スケールダウンのために、極限的に切り詰めた設計はまさに感動モノ。コンデジと比較しても、サイズ的には遜色がない。距離計が付いていないのは残念だが、まあそれは、ボケた写真も許容するということにして、目をつむることにする。

こんな風にして、ゆるくゆるく写真を撮っている。それも極力アマチュア的に。そう考えたら、ラルティーグ風のスナップショットが中心になっているような気がする。

そんな写真生活をしている私なのです。

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