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自分がいい人でいる為に誰かを悪者にしている

「いい人」だと思われたい。嫌われたくない。
そのために誰かに責任を押し付けていたり、悪者にしていることに気づかず「自分ってなんだろう?」と悩んでいる人が思いのほか多く居ることに気が付きました。

私自身は物心ついた頃から周囲から「変わっている」と言われ続け、初対面の方に「私あんたみたいなの無理だわ~」と急に言われたりしてきた思春期でしたので
「私は好き嫌いが分かれる人間性をしているのだ」と半ば強制的に認識させられました。
ですので開き直りも早かったですし100人中100人に好かれるより、今好いてくれている数人に焦点を絞って生きてきました。

あと大人たちが「何食べたい?」と聞いてきたときに「なんでもいい」という返事では逆に困らせてしまう事も早いうちから学びました。
相手の意図を組みとって「意見」をいう事と「我儘」は違うんだなぁと。
私の個人的な対処法としては「何食べたい?」と聞かれたら「イタリアンか中華」「麺かお魚」などと答えるようにしています。

これ誘う側からしたら助かりますよね。笑(※自分で言う)

「なんでもいい」という人は優しい人なのですが、同時に嫌われたくない恐怖感が強すぎる人でもあると思います。
(こういう時にパスタが食べたいと言ったら我儘だと思われるかな?)
(私は中華なんだけど、相手は本当は和食の気分だったらどうしよう)
など自分の中でぐるぐるして相手とコミュニケーションを取らない人が多い印象です。

・(こういう時にパスタが食べたいと言ったら我儘だと思われるかな?)
⇒これって謙虚に見えますが私からしたら自己保身が強い人に見えます。
マイナスな印象を持たれたくないから「なんでもいいよ」と譲っているように見えて、二人で話し合って決めるべき問題の責任を相手に押し付けているように私は思えるのです。

・(私は中華なんだけど、相手は本当は和食の気分だったらどうしよう)
⇒これも同じです。コミュニケーションを取れば解決する問題なのに自己開示せずに抱え込むからもやもやして疲れてしまうし、妄想の中で相手を決めつけて本当の姿を理解しようとしていない人に私には見えます。


「いい人」というのは自分にとって都合がいい人。
「やな人」というのは自分にとって都合が悪い人。
なので誰でもいい人であり悪い人で、そのジャッジはその場その場で変わってきます。

そんな不確かな周囲の感情に振り回されて風見鶏的な立ち振る舞いをし疲弊してしまうのは馬鹿らしいなと私は思ってしまいますし、ずるい生存戦略だなぁとも思います。


嫌われないように、不快にさせないように「いい人でいよう」とすればするほど、無意識的に誰かに負担や責任を押し付けて「私は悪くない」と悲劇のヒロイン症候群に浸って問題から目をそらしている「悪い人」になっているんです。

そして「周りに合わせすぎて、自分の意見が言えなくて、本当の自分が分からない・・・」と相談して「大丈夫だよ」「あなたは悪くないよ」と言ってくれる人に出会えるまで渡り鳥をするのです。

自分の意見を言ってこない人とはコミュニケーションを取れないから深い関係は築けません。
なのに「私の事を理解してくれない」と嘆き悲しまれても困ってしまいます。生憎私はエスパーじゃない。


「いい人だと思われたい」は他人軸
「いい人でありたい」は自分軸

誰かからの評価ではなく、自分で自分を誇れるように。

「メンタルが強いから自分軸とか言えるんだよ」とお思いなのでしたら、まずは自分の美学を大切にする所から初めてみたらいかがでしょうか???

自分の持っている美学や信念を大切に生きていけば、自然に自分軸で生きていけるようになると思います。


私が受け持たせて頂いている生徒さんを見ていて、思った事でした。

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