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2021年11月の記事

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過去記事は有料です。 2021年11月の記事を格納しています。 ①【文芸時評・11月】『文學界』から干されたオレがなぜかまた文芸時評をやっている件について(第五回) 荒木優太 ②…
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『文學界』から干されたオレがなぜかまた文芸時評をやっている件について(第五回)

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限界画定と無際限

文芸批評時評・11月 中沢忠之 先に掲載された文芸時評(11月)で荒木優太が、桜庭鴻巣論争も、柳美里・岸田國士戯曲賞選評問題も、出禁ラーメン評論家の「おじさん構文」も、小田嶋隆の綿野恵太批判も話題にしなかったからということで、これらすべて文芸批評時評にまかせたというのだけれど、残念ながらどれも話題にできる能力がない。そこそこの割合で私と同類のオッサンがからんでいることは気になるが、スルーしたい。  ただ一点、私の前回の文芸批評時評(9月)で言及した桜庭鴻巣論争について、今回話

「顔」たちの星座

【書評】高原到『暴力論』 評者:川村のどか  折られてなくなった歯を見つけ出してそこから被害者の「顔」を復元するような営みがあったとする。フィリピン戦の舞台の一つとなったミンドロ島で、ヒロシマやナガサキで、あるいはアウシュヴィッツで、折られてしまった歯を探し求め、持ち主の「顔」を蘇らせる行為。それは歴史から隠蔽されてきた人たちへの想像力を駆使し、今は亡き人々に寄り添うためのものだろう。同時にそれは、そんな人がいたことなど誰一人覚えていないような人物を思い出す挑戦でもある。こう

ポエムはみんな生きている(第三回)

詩人や小説家は愛すべきダメ人間?〜ARで巡る芸術家たちが共に暮らした理想郷〜 ni_ka どうも、こんにちは、AR詩人のni_kaです。今回は、日本の詩人や作家や画家などの芸術家たち、いわゆる文士たちが、かつて近所に集って暮らし、毎日芸術談義や麻雀やダンスやテニスをし、社交していた文士村についてのお話しです。 都内の文士村として有名なのは、芥川龍之介が中心だった田端文士村と、尾崎士郎・宇野千代夫妻が中心だった馬込文士村がありますが、特に私のお気に入りの、東京の馬込文士村を中心

『文學界』から干されたオレがなぜかまた文芸時評をやっている件について(第六回)

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