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ひきつづき、愛に溢れる一年を。

「タリーズ吉祥寺アトレ店」で、令和元年最後のnoteを書いている。

(いちいち「令和元年最後」とか仰々しく言ってしまうところ、なんちゃってPRマンっぽくて恥ずかしい・・・。なんでもかんでも「令和初」を付ければいいわけではない、でも言わずにはいられない。。)

4年間、千葉の柏からdoor to door 2時間かけて吉祥寺の大学に通っていた。駅直結の「タリーズ吉祥寺アトレ店」は、わたし至上最高にエモーショナルなカフェだ。

あの頃ひとりで座っていた席に、すこし齢を重ねた自分が座る。テーブルとイスの配置さえ変わっていない景色。うーん、なんとなく気分が沈んでくるような。寂しい記憶が鮮明で懐かしい。

あの頃は、大体苦しかった。高校までに積み上げたハリボテの自信は簡単に崩れて、大学には心から安心できる友達も少なかった。ママンとパパンのカラダがこの世から離れた後も、たぶんここへ来た。心がひとりぽっちの時間が多くて、this is孤独で、「今を生きろ」と映画に言われたってむり難題だった。(嗚呼、なぜ年末にこんな記憶を呼び起こしてしまったんだろう・・)

けれど、あのときのわたしに言ってあげたい。

「大丈夫、想像できないくらいたのしい毎日を送ってるから安心せい!!!」と。

今年は、今までで一番たのしい一年間だった。阿呆と思うなかれ、これは昨年も言っていた。

彼氏は今年もできなかった(これも全く同じ台詞を昨年も言った)。彼氏どころか今年は真剣な恋も控えめだった(当社比)。

けれど昨年大切だった人は、いろんな角度から見て、知らなかった顔が増えて、もっと大切にしたい、これからも大切な存在でいてくれ頼む、と思うようになった。

恋人という第三者から認められる関係性でなくとも、燃えるような恋じゃなくときめきでもなくとも(by.kazutoshi sakurai)、たしかにそこに愛はあるのだ。愛する人がたくさんいる人生はしあわせだと思う。

友達も贅沢にちょっとだけ増えた。大人になってもこんなに洗いざらい話せる友達ができるんだなぁって、高校生のときみたいなうれしさがあった。(週1noteのおかげ!!ひろみ代表にお年玉あげたいくらい!)

映画も本も、昨年はまだ知り得なかった愛すべきものものに出会えた。備忘録として書いておくと、2019年アヤデミー賞は迷って迷って「グリーンブック」でした(ミーハー万歳!後味ハッピーが勝利)。「僕たちは希望という名の列車に乗った」「ひとよ」「エイスグレード」もよかった。

仕事は、前よりももっと今の職場がすきになった。5年もひとつの組織にいると、自分の人間性を理解してくれる人も増えて働きやすくなった。本気でやるほど楽しくなった。

いっぱいいっぱいで電話するたび読んで字のごとく頭抱えていたときも、悔しい、恥ずかしい、もあったけれど、結果的に大好きな人がたくさん増えた。未熟な自分でも、憧れの人に頼られることのうれしさ、後輩ってこんなにもかわいいものなのか!ということを知った。(教えたことといえば新橋の美味しい焼き肉屋さんくらいで、仕事についてはほとんど教えていない、ごめんなさい・・・)

つまるところ、2019年は全方位的に見て、しあわせな一年間だった。

けれど、新しい年に変わるときに思うことは。今しあわせであることが、現状維持のための理由にはなり得ない、ということだったりする。

ここ数年、「今がずっと続けばいいなぁ、なにも変わらないで欲しい」と感じる瞬間がよくあった。まったくあまちゃんな考えだなぁと思う一方で、そんな風に思える今を全肯定したくもあった。

そう思うのは、周りの人たちへの愛を感じているからだ。恥ずかしげもなく言う、今周りにいてくれる友達を、家族を、先輩を、後輩を、世の中に溢れるすばらしきコンテンツをわたしは心から愛している。しあわせは人とのつながりから生まれると信じているし、愛と笑いに溢れた一生を送ると決めている。(余談だけど、愛と笑いを両方持ち合わせているのがぺこぱだよね!!)

けれど、今のわたしのままでずっと、周りの人に対して、あるいはわたし自身に対して、愛を持てるんだろうか。今のように笑っていられるだろうか。

変わらないまま持っておきたいものもあれば、変えた方がいいところもあるって、それが何かも、もう気づいてる。

それを実行していくことが今からワクワクして仕方ない、とてもいい一年の終わりです。

毎年、「一番たのしい一年間」を更新している。お気楽な人生だと思う。

来年の終わりも懲りずに、「今までで一番たのしい一年間だった」といいながら大切な人たちの顔を思い出せているといいな。

ここ2週間ほど、暴の飲が過ぎるので、今日の夕食は無印のテールスープだけとしました。録画した逃げ恥をみて寝ます。

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