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文鳥通院日記①初めての健康診断

文鳥初心者飼い主による、通院記録。今日は二代目文鳥をお迎えして初回の健康診断です。初代文鳥(通称「レジェンド」)との様子の違い(フンの状態etc)や、おすすめのペレットなど、獣医さんに相談して教えてもらった内容も共有します。

鳥をお迎えしたらとにかく健康診断!それも、できれば専門病院で!!

これは初代を早々に亡くしてしまった経験から得た、最大の教訓でもあります。ペットショップで二代目を受け取った直後、駅までの道を歩きながらさっそく病院に電話。電話先は、初代を看取ってくれた、鳥専門病院さん。家からの距離はありますが、知る限りダントツで信頼できる病院があるなら、多少の手間をかけてでも、できるだけそこに連れていきたいという方針です。

電話口で初回の健康診断を希望する旨を伝え、検査メニューを相談。糞便検査とそのう検査は当然絶対に必須として、今回は追加で遺伝子検査をお願いすることに。ブリーダー〜ペットショップで感染してる爆弾が無いかを一通りチェックしたいなと。

レントゲン検査と血液検査は、まだ鳥も小さいことだし負担になるかなということで見送りました。当日にも相談したら、どうやら文鳥では血液検査はあまりやらないとのこと。やっぱり身体も小さいし、少量でも影響が大きいからということでした。

初めての遺伝子検査。フンを毎日集める日々が始まる。

遺伝子検査のために、検査当日まで毎日1〜2個のフンを集めて持ってきて欲しいとのこと。クラミジア検査をするのに、「たまたまそのフンにはいなかった」ということを避けるため、5日分くらい必要だそうです。

電話口で教えてもらったとおりに、フンを採取。フンが乾いてしまうと検査に使えないらしいので、できるだけ新しいうちに採取し、ラップに包んで、冷蔵庫に保管。使ってないコップをフン用にして、そこにポイポイ投げ入れていくと、当日までにはずいぶんな量になり、ミッション完了です。

検査前に気になってたこと、初代との違い

二代目は初代よりも若い(幼い)タイミングで迎えたこともあり、好奇心旺盛で、活発な性格。基本的に健康だろうと思いつつ、初代と違う点もいくつかあり、ついでに病院で聞いてみることに。

気になってた内容は次の通り。

  • フンがゆるい。

  • 多飲多尿の傾向が強い。

  • 食後に、のどをウネウネと動かすことがある。

  • フンを溜める傾向がある。

  • フンを斜めに勢いよく飛ばす。

  • フンの周りの水分が黄色〜オレンジがかってる。

  • 着色のペレットを食べさせているが問題ないか。

  • おすすめのペレットは?(通常期、換羽期など)

フンの話ばっかりじゃねえか。

仕方ない。フンは健康のバロメーター!

シード食だった初代と違い、2代目は1人餌を覚える時点からペレット食にしてもらった(そういうことを頼めるペットショップだったので。神サービス!)ので、フンの状態が、初代とはずいぶん違いました。初代の糞は、形がしっかりしていて、ティッシュで拭き取る時も、つまんで取れる感じというか、あまり周囲に染みとかも作らなかったのが、2代目はもっとべちゃっと。時には形が溶けて見えることもあり、これも、正常の範囲なのか、何か寄生虫なりがいて消化器の問題を抱えてるのか、わからないなと思っていました。

検査結果は良好で一安心!

検査当日、文鳥をキャリーケースに移して、出発。
今回から「withキャリー Sサイズ」を買って、餌入れはマルチカップを取り付けて使っています。

獣医さんは見事な手捌きで、保定、身体検査、そのう検査(そのう液の採取)を済ませて、さっそく糞便検査へ。移動中のキャリーでしていたフンと、先ほど採取したそのう液を、それぞれ顕微鏡でじっくり観察。

結論、何も検出されず!!

筋肉のつき方、皮下脂肪の有無、目や耳や嘴などの頭部、胸部〜腹部と脚、尾脂腺や羽毛の状態、聴診など一通り診てもらった検査結果でも、異常所見は何もありませんでした。

特に、初代が亡くなった原因だったトリコモナスが検出されなかったことが、とにかく嬉しい。結果を聞いただけでちょっと涙目になってきまったぐらいでした。

ただ、トリコモナスなどの寄生虫については、「今はまだ繁殖しておらず検出できなかっただけで、実は少量いるという可能性も否定できない」=「今回の結果だけでは、いないと断言できない」、「お迎えした最初の時期なら、また1ヶ月後にも検査した方が安心」ということで、もちろん次回検査の予約をお願いしました。(その後、その予約日を待たずに何度も通院することになるとは、正直思っていませんでした)

獣医さんへの相談・質問と回答

ペレット食の文鳥を育てるのは初だということをふまえて、不安に思っていることを思いつくまま聞いていきました。

Q1. フンがゆるい・多飲多尿・食後にウネウネする
→A1. ペレット食の子ではよくある。ゆるさも正常の範囲。

ペレットはシードに比べて粉っぽいからか、水をよく飲む子が多いそうで、結果としてシード食よりもフンがゆるくなりやすいそうです。そういえば、シード食の方がフンの状態が良い、という話は書籍やペットショップで聞いたことがあります。

食後にウネウネするのも、シード食の初代はしない動きだったのでちょっとびっくりしましたが、ペレットが少しつっかえてるのを流し込んでる動きで、これもよく見られるんだとか。

フンのゆるさと多飲多尿については、この後もしばらく観察が続きましたが、ひとまずこの時点で病気の疑いは無さそうということで、一安心。

※多飲傾向については、毎日の飲んだ水の量を記録して、体重の20%を超えるなら多飲だと判定されるそうです。今回うちの文鳥が検査OKだったように、多飲=病気というわけでは必ずしもないようですが。

Q2. フンを溜める傾向がある。フンを斜めに勢いよく飛ばす。
→A2. ノーコメント。笑

フンのゆるさに関連して、フンを斜めに勢いよく飛ばすことが多く、これも初代には無かったことだったので、さらっと話題に出してみました。が、まあ、病気の症状というわけでなし、先生は特に気にしていませんでした。まあ、そりゃそうか。笑
でも、真下にポトンと落としてた初代とはまるで様子が違ってたので、聞いてみたかったんです。笑

ためフン傾向についても、病気とかの懸念は無さそうな様子でしたが、飼い主としては、この後もしばらく心配の種でした。その後に与えた治療(これについては今度別の日記で紹介します)の結果なのか、成長なのかはわかりませんが、1ヶ月ほど経った現在ではずいぶん落ち着きました。幼鳥期はそのへんの状態も不安定なのかもしれませんね。

Q3. フンの周りの水分が黄色〜オレンジ色の時がある
→A3. 尿酸が白ければ大丈夫。フンの色が移ってしまっているだけだと思う。

放鳥中、手のひらの上でフンをする時などに、オレンジがかった液体を出すことがありました。ケージに敷いてるシートを見ても、フンの周りに色のついた染みができていたりして、気になっていました。

尋ねてみたところ、尿酸(どろっとした白い部分)がちゃんと白いなら問題無いだろうとのこと。尿そのものに色がつくということはないそうですが、尿もフンも排泄前に同じ場所(総排泄腔=クロアカ)に溜まってから出てくるので、その間にフンの色が移ってしまうことはあると。そう言われてみると、たしかにメインペレットは着色タイプだし、ためフン傾向もあるしで、ためてる間に色が移ったというのはしっくり。

Q4. 着色ペレットは、他のものに変えた方がよいか。
→A4. 無理に変えなくても構わない。

うちの文鳥はズプリーム社のフルーツブレンドを使って1人餌デビューしているので、健康診断時点でもまだ同じものをメインペレットにしていました。着色ペレットは診察の邪魔になるという話もよく聞くので、ラウディブッシュにメインを切り替えていこうかなと思っていたんですが、主治医の先生はそこまで気にしてないようでした。たしかに、顕微鏡で見る分には、着色されててもあまり気にならないのかもしれませんね。このあたり、獣医さんによってもスタンスが違うんだろうなーと思います。

ちなみに、着色料はフンとして排泄されるため健康には影響ないそうですが、このとき着色されるのはあくまで「フン」本体であって、もし本体以外の部分(尿酸とか)の色がおかしかったりしたらそれはペレットのせいじゃないから診察を受けてほしいとのことでした。

※獣医師からは着色ペレットでも問題無いと言われはしましたが、その後、結局うちは他のペレットに切り替えました。日々の健康観察時に、「色が変な気がするけど、ペレットの色かも?」という可能性を毎回考えなきゃいけないのが面倒だと思ったので。

Q5. おすすめのペレットは?
→A5. 病院で勧めているのはハリソン。あとラフィーバー。ズプリームやラウディブッシュも全然OK。換羽期用は無理に使わなくてもよい派。

やっぱり強い、ハリソン。次点にあがった名前はラフィーバーでした。とは言え、その2つじゃなきゃいけないということではなく、海外の有名メーカーのものならどれでも大丈夫というニュアンスでした。このあたりも獣医さんによって好みがありそう。

そのころ手元に持っていたのはズプリームとラウディブッシュだったので、その2種について聞いたところ、実は製造方法の違いで、「ズプリームの方がラウディブッシュより消化に良い」という違いがあるそうです(押し出し製法タイプと、もう一つは忘れてしまいました)
あとは着色をどう捉えるか次第だと話しつつ、その2種ならどちらをメインにしてもまったく問題は無いとのことでした。

それと、換羽期だからといって、無理に換羽期用のペレットに切り替えたりしなくても大丈夫だよとのこと。たとえばハリソンの場合は開封後6〜8週間が使用期限になるので、換羽期のためにあちこち開封してると無駄が多く出てしまう、という、飼い主側のコストの問題をふまえたコメントでした。あ、ありがたや。

※うちはその後、ラウディブッシュの換羽期用ペレットを併用することにしました。
換羽期は高タンパクが必要なのも事実だし、できれば食事の20%相当ぐらいのタンパク質が採れた方がいいと書籍などにも紹介されていますしね。せっかくの獣医先生のせっかくのコメントでしたが、うちはコストは度外視していく方針ですし。とは言いつつ、ハリソン併用は避けましたが。笑

この後、いろんなペレットを試しまくる旅が始まりますが、その話はそのうちに日記にまとめようと思います。


次回の通院は、予定外に9日後!

検査結果もばっちり良好で、これは1ヶ月後の再検査まで病院のお世話になることはないかなと思っていましたが、なんと翌週にはまた通院することになりました。仕方ねえな、仕事ぐらい休んでやんよ!!の気持ちです。繁忙期じゃなくてよかった。

次回更新の通院日記は、

  • フンが異常に臭い!!!!!!!!

  • 赤いフンが出た!!!!!!

ということで、フンの経過観察はまだまだ続きます。

うちのケースについて、症状や獣医さんの見解を紹介していますが、他のケースでは当てはまらないことも十分にあり得ると思います。何か気になることがあれば、ぜひ病院へ。


放鳥中、ズプリームを食べる二代目

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