第7回 *「Dignity of risk」「リスクを負う尊厳」とは?

つまり、「失敗をする尊厳や権利がある」ということだそうです。
もともとは障がいのある子どもの親に対して向けられた言葉らしいですが、どんな人にも当てはまる言葉だと思います。「今の自分があるのは、あの時があったから。」と振り返る時、輝かしい思いで出なく、辛く苦しかったことや失敗したことを思い出す人は、少なくないはず。少なくとも、挑戦しては、失敗しを繰り返した経験は、成長するきっかけになったと思っています。
この「Dignity」英語らしいなぁと思ったのは、英語圏では「Dignity」という言葉をよく使います。「プライドはないの?」とか「品格がある」など。
人間はこうあるべきという、「権利」であったり、「責任」であったり、「尊敬するに値する」など。身近に「人間としてこれは当然」というような表現を使います。
日本語だと「尊厳」「威厳」というお堅い言葉になり、憲法や本ではみかけても、日常会話で頻繁に使うイメージはないですよね。
「人間であること」が当たり前過ぎて、「人間とは?」なんて、あまり考えることはないですが、人間であるがために守られなければならない権利があるし、人間であること自体が尊いことで、「人間らしく生きていいんだ」ということを再認識することができたら、相手を思いやることができ、笑顔溢れる平和な社会が築けるのでは?と心の中に灯火がともった気分です。
親子関係や、上司と部下の関係、先輩・後輩の関係である前に、それぞれの「Dignity」
今一度考えてみませんか?

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