私の2月は。
毎年2月。
この時期だけ。
私には、見るドラマがあります。
放送されたのは、約10年前。
それでも鮮明に覚えています。
衝撃を受けたことを。
このドラマは、私を2つの沼に落としました。
一つは、チョコレート。
そしてもう一つは…
『失恋ショコラティエ』
それはもう、それはそれはとてつもなく衝撃的だったんです。
髪型、メイク、ファッション、表情、喋り方…
なにこの可愛さ!!!どうなってんの!!!やばい!!!
第一話目からすでに、
石原さとみ演じる『サエコさん』に釘付けでした。
これが二つめの沼です。
可愛さにびっくりすることってあまりないような気がしますが…
びっくりしました。
何年たっても、ドラマを見返すたびに、新鮮にちゃんとびっくりしています。
こんなに可愛い人がいるのかと。
そして、チョコレートを食べる時の顔があまりにも可愛すぎて。。。
というか、チョコレートを好きなサエコさんが可愛すぎて。。。
というか、ただただ、サエコさんになりたくて。。。
バレンタインの時期になると、ドラマを見返し、高級チョコレートを自分用に買い、心は『サエコさん』になりきって食べたりします。
(完全なる一人芝居ですが、楽しいです。今年も楽しんでいます。)
私が高級チョコレートを買い始めたのは、このドラマを見てからです。
いつのまにか海外のショコラティエさんの名前もたくさん覚えました。
最初は、サエコさんになりきりたくてオシャレで高級なチョコレートを買ってた部分も大きかったはずが、こんなにもショコラティエさんによって全然違う味がするんだ!!と、美味しいチョコレートを求める気持ちが強くなってきました。美味しかったショコラティエさんのチョコは毎年買うようになり、人気があっても自分に合わなかったものはもう買わない。
(ある意味サエコさんに近づいてきました。)
2月の通勤途中に聞く音楽は、失恋ショコラティエのサントラです。
どれも頭と耳に残る曲で、ドラマのシーンが浮かんできます。
失恋ショコラティエは、サエコさんの可愛さだけではなくて、
ハッとさせられるセリフも多くて、毎年ハッとしています。
(成長していない気分になります。)
今年も見返しながらたくさんハッとした中で、今、頭に思い浮かんだのは、
『年齢は関係ない』です。
『尊敬するなぁ』と思った人が自分より年上だったら、『私もこの人の年になる頃にはこんな風になれてるだろう』と甘えた考えをしてしまいそうですが、本当にその人の年齢になれば自分もそうなれてるかというと、そうではない。
何もしなければ、何も変わらない。ということ。
当たり前のことなのに、分かってるはずなのに、年上だと聞くと少し安心してしまう自分がいます。
(来年はハッとしないように、ハッとしたセリフをメモしておこう)
ちなみに、私が失恋ショコラティエのキャラだとしたら、
間違いなく薫子さんです。
薫子さんみたいにバンバン強い口調で言うタイプではないけど、
恋愛に対する考え方とか、自分から誘わないところ、似ています。
(薫子さんとサエコさんの会話のシーンは、自分が言われてる気分になります。)
薫子さんの幸せを願わずにはいられません。
また、一年後の2月、サエコさんを見てびっくりするんだろうなぁ。
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