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デジタルはやっぱり必要。知ってて損はない。でもな、と思っているあなたへ

節分は、大笑いのわが家流で

2月になり、節分で、恵方巻をほおばり、豆をまき、「福をいっぱいわが家にも運んできてね」と祈る。
わが家の豆まきは、自閉症の3番目が、豆を投げる役になり、1番目が毎年個性ある鬼役に扮してくれる。今年は、ゾンビ鬼! これは手ごわい。豆をぶつけて倒しても、グググ、グイーンと両手を前にだし、立ち上がってくる。そのたびに3番目はエイ、エイと豆袋をゾンビ鬼になげる。またバタリと倒れる。その倒れ方が、笑いを誘う。それを繰り返しながら、笑いながらの豆まきが終了。ゾンビ鬼と一緒に豆を食べる。ゾンビ鬼はいくつ食べるのだろう。食べる豆は、歳の数といわれるけれど、はて、いくつかな???


今年の恵方巻は、手作りで、おいしい卵焼き、サーモン、トロマグロ、ローストビーフ。
家族の希望をきいて具沢山になりました

デジタルがあってよかった。3番目の成長は、デジタルのおかげ

自閉症の3番目は、しゃべれない、文字も読めない、じっとしていない。親としては、本当に困った子供でした。テレビをじっと見ているだけの子供で、彼が何をしたいのか、何を欲しているか、こちらの言っていることが分かっているのか、親はいつもどうしよう、わからない?????だけ。

わが家にiPad登場!

わが家にiPadが登場。これが変革のきっかけ。
iPadを見て、3番目の目がきらりと光った、ような気がした。はじめはテレビが大好きなので、外出時にアニメを見せ、イヤホンつけると、おとなしくじっとしていてくれることが、親としてはほんとに助かった。
すると、2番目が「ねえ、これで言葉を覚えたらどうだろう」提案。手書きのローマ字とひらがなの変換一覧表を、すぐわかるようにと、iPadのカバーにつけて。2番目が根気よく個人指導。
これがきっかけで、文字を覚えて、したいことをが言えるように。
3番目にとって、キーボードで打ち込んだ文字が変換して、見ている文字と同じになる、それが言葉の種になるのがおもしろいようだ。
アルファベットが、平仮名にそして漢字に変換される、一般的な知られていることだけど、3番目はとてもおもしろがっている。

変換、検索の達人になる(?)

今や3番目は、検索の達人ではないかと思うほどに成長。知りたいことを検索でサクサク。ちょっとうらやましい。
ところで、検索は高齢者にとってちょっとハードルが高い、と感じている。子供たちに聞くと「知りたい単語を入力すればいいんだよ」と。でもね、その「単語」というのが思いつかない。
知りたいときは、「あれは何だっけ?」から始まり、「あれ、あれ。あれよ」「わかる?」というように、知りたいものに関連した言葉(単語)はでてこない。

「あれ」で検索できないかな

スマホを使ってサクサクと検索している姿はなんかカッコイイ。そして「はい、どうぞ」「それはね」と見せれば、すご~いと思われるよね。高齢者にとって「すご~い」のほめ言葉は、魔法の言葉です。
やっぱり「あれ」だけで検索できないかな、と思う。「私の考えていることぐらいわかってよ」という思いが出てくる。
そうなんだよね、高齢者がデジタルに高い壁を感じるのは、「こちらが
何とかするのでなく、そちらがやってよ」という思い強いからかもしれない。

「面白がる」がキーワードかもしれない

デジタルに対応する3番目を見ていると、「面白がっていること」がキーワードになっているかな。わからないことは、周りどんどん聞く。「これ何?」「どう読むの」知りたいが優先するので、素直に面白がっていること。わかると「そうなんだ」「そうか」「これ見て、見て」と楽しそうに報告してくれる。これがデジタルに対応する一番の近道かもしれない。

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