ファドの時間 IN ひとりぼっちのクリスマス
こんにちは。ぶんぶんです。
昨日、杉並公会堂でやっていた小暮はなさんのコンサートに行ってきました。これなんですが… ↓（クリックすると小暮はなさんのサイトに飛べます）
小暮はなさんに直接、今回の演奏の感想、ブログに書いてもいいですかってダメもとで聞いたら（おいおい）
「いいですよ」って言ってくださったので、リンク載せちゃいますね…。
問題があれば、修正いたしますのでご連絡ください。
あと今回のコンサートは小暮はなさんの曲の中でも、ポルトガルのファドに焦点を当てたコンサートだったので、演奏曲にファドが多くて嬉しかったです。
あ、あれです。
8月ぐらいに書いた、下記の記事で取り上げさせていただきました
あの激推ししたいと熱弁しました例の曲のでございます… ↓
すんばらしい曲が生で聴けるということで、色々仕事や諸事情のめんどくさい用事が立て込んでいたものの
えーーーい、知るかぁーーーーーっ！！！！
わしゃ、小暮はなさんのファドが聞きたいんじゃ！！！
と、すべてをぶん投げて、杉並公会堂へ向かったわけでございます。
しかも今回は、日本で最もファドをご存知ともいわれる月本さんがギターラをされるというんです…！！！私が日本のファドの神様とお呼びしております月本さんと、小暮はなさんが…！？クリスマスのイブイブに共演…！？な、生演奏…！？！？
おいくら万円でその演奏、聴けますかぁーーーーーーー！？！？！？
給料日前で、なおかつメルカリで買い物しすぎたせいで、今月は金欠！！
残高、一万円ぽっきりしかないですが、
いくらでも払いますよぉーーーーーー！！！
（払えねぇだろうがよ）
クレジットカードがあるから、大丈夫！！がんばって、来月の私！！
ということで、前置き長くなりましたが行ってまいりました。
料金は予約して、3,000円でした。金欠野郎にはとても心温まるお値段でした。交通費を引いたら、残高4,000円なんで、残りのお金で明日はクリスマスチキンが買えますね！！！（知らんわ）
演奏は、本当に素晴らしかったです。
小暮はなさんの生のお声は、本当に美しかったです。
CDで聴くより、迫力がありました。でもＣＤバージョンも、結構生演奏の雰囲気があって、好きなんですけどね…。
小暮はなさんの歌は、迫力があるところと、哀愁が漂う切なげな声がいい感じに、歌詞や曲に合わさって、混ざり合って、移り変わる雲の流れのように刻一刻と変化されていくので、とても見ごたえがありました。見ていて飽きなかったです。
たとえば歌詞や曲が儚げだったら、それに合わせて音を抑えて…といいますか。弱められて、ここぞ！ってときに「どこからそんなお声が…」と思うほど声を張り上げて、すごい迫力でコンサートホール内に小暮はなさんの声が響き渡る・・・、みたいな。
あと月本さんのギターラが、神でした・・・。いや初心者だし素人考えなんで、そんな人に言われても、なにがええんじゃい！ってなるかもなんですが（笑）
月本さんのギターラに対する愛と、ファドに対する知識の深さ、楽しさが伝わってきて、本当に感動しました。
いや・・・というか、正直に言っていいですか。
終始、声を出さずに泣いてました…。
いや、まじでめっちゃ恥ずかしい。
あと本当にいい演奏を聴きますと、きれーーな涙が頬に
「ツゥー・・・」と流れるんですね…。都市伝説だと思ってましたわ。
初めて体験しました。
マスクしていて良かったです。あと「えぐっえぐっ」とか汚ねぇ声を出して、演奏の邪魔をしなくて、本当に良かったです。てゆうかまじで、今思い出すと恥ずかしいです。
でも流石に隣の席の帽子をかぶっていた、ちょっと汚れた作業着をきた中年のおじさんには、バレていたと思います。
ごめんね、見ず知らずのオジさん。第一部から、涙をダァーダァー流してる隣りの席のやつがいたらドン引きだよね。第二部では、私から離れた場所に席を移動されてましたもんね。絶対、気を遣われた…。うん、本当にごめんなさいですわ。でも涙が止まらなかったんですわ。私も「あれ？私の涙腺、ぶっ壊れたんかな」って思ったんだわ。
あと小暮はなさん、人前でお話されるのはあまりお好きじゃないということで、曲の合間のお話がとても控えめにお話しされていらっしゃいまして、とてもほっこりしました。私も人前で話すと、頭が真っ白になって何言ってるのかわかんなくなるので、お気持ちよくわかります…。歌はあんなに迫力があるのに…。
でも、そのギャップが良かったです。←
お話モードの小暮はなさんは、えへへ・・・ってかんじで話されるんですが、マイクとギターを持たれた瞬間に表情がサッと変わって、びっくりする美しく魅力的な声で歌われるので
好き～～～(´;ω;｀)
となりました。はい。今回、いつにも増して私の感想文ですね。すんません。日記と思っていただければ。
ぜんぶ好きでしたが、一番好きだったのは「Lisboa menina e moça」（意味：麗しのリスボン）でした。
ＣＤの歌詞カードには、この曲について「リスボン、あなたは私の人生の伴侶。…（割愛）…リスボンの街を女性に見立てて、彼女への愛を歌った曲。」とありました。ほんとにいい曲ですね。
ポルトガルのリスボンでよく歌われている歌だって今日のコンサートで紹介されていて、はじめて知りました。そう考えると、リスボンの魂みたいなものに触れた気がします。
今回の演奏で、リスボンに本当ににいる気分になりましたし、ポルトガル人がファドを好き理由が少しわかった気がします。
愁いを明るく歌うから、いいんですよね。
小暮はなさんが、人生にある辛いこと悲しいこと、楽しいこと。それはすべてファドで歌われています、表現できます。
というような内容を仰っていて、共感しました。
なんでもかんでも、言葉にできたらいいですけど、言葉だけじゃ表現できない感情ってあると思うんです。だからこそ人は、歌や、ダンスや、絵や、詩や、料理やらと…なにかを創らずにはいられないんじゃないかなと思います。だから人の数だけ、芸術には色々と表現があってもいいのだと思います。個人的には、美しくあってほしいですけど
話が少しずれました。演奏終了後の話をします。
アンコールまで答えてくださり、大満足で「さぁ、帰ろうかな」と思ってましたら、まさかの
さ、サイン会開催だと…！？！？
で、急いで残高4,000円握りしめて、2,700円ぐらいの小暮はなさんのＣＤを買いました。月本さんのＣＤも欲しかったけど、あとでネットで買おう…！！残高、1,300円だから、買えないからね…！！
そして小暮はなさんのサインをもらう列に並んで、ふんすーっと順番を待っていましたら、
「月本さんのサイン会もはじめます～～」って受付のお姉さんが…。ちょっとまって。
え、月本さんもサインしてくれんの…？？？
やべぇ、完全に詰んだ…。終わった。
月本さんのＣＤ買ってないし、なんだったら金がねぇ。（お馬鹿）
クレジット・・・、あ、現金だけなんすね。はい、終わった。
と、とりあえず、小暮はなさんのサインはもらおう…。
月本さんには本当に、本当に、申し訳ないけれど、事情を説明して、握手だけしてもらおう…。
そう決意して、私の番がきました。
小暮はなさんは、とてもお優しいし、応援してますって伝えたら、頭を深々と下げてくださった・・・。好きです・・・。
いや、ここが公会堂じゃなかったら、私は小暮さんより、もっと深く頭をさげるために頭を地面に擦りつけてましたからね。（それは土下座じゃ）
危ない、危ない。理性、obrigada。（やかましいわ）
月本さんは「一緒に、写真を撮りましょうか？」と向こうから言ってくださった・・・。
ちょ、ちょっとまって。そんなことできるんですか？
私、いつも尊敬している人は故人ばっかりだったから（印象派のモネさんとかバジールさんとか、てゆうか故人の画家全般）、もしくは推しの人はアニメ・漫画のキャラクターばっかりだったから、生きているって眩しい。
神が眩しすぎて、見られへん。
実在するリスペクトする神様って、お話できていいでやんすね。って
しっかりしろ、私！！！
ただね…。やっぱり、ＣＤは買いたかったと思うんですよ。
月本さんは、毎月2回「ファドの時間」というポルトガル ファドのラジオをされているんですが、毎回楽しみに聴いてますとお伝えした際に、
「いやぁ…嬉しいな。何十年もやってみるもんやね…」と言って下さりまして。
なのにお金がなくて、ＣＤ買えませんでしたって、せっかくお会いできたのに申し訳なく思いまして。（お前の日頃の行いのせいじゃ、反省せい）
せっかくの良い思い出作りの機会なので、よし。
ぶんぶんは、最寄りのコンビニに走りました。
ひゅーーーい！！ローソンがあるじゃねぇかぁ～～！！！
おらおら、金を出せぇーーー！！！
、あ、ちがった。これは強盗さんのやり方だッ。預金をおろすぜぇーーー！！！
まじでいつも「手数料が高い…」とか言っているくせに、今なら手数料330円払ってもいいとさえ、思った。もう少し安かったけど…手数料…。えへへ…。
銀行に入れていた、全残高の今月の携帯料金代に手を付けました。
でも、ご安心ください。
たしか携帯料金が今月は少し安かったから、その分を計算して、その余った差引額分だけ引き落とせば、オール・オッケーなんだぞ！！！！
携帯料金ギリギリは預金に残せているから、
大丈夫だよね！！！
ね！？！←
そして追加でＣＤ購入させていただきまして、月本さんにサインを頂いて帰った次第でございます。
月本さん、サインに「com carinho」って書いてくださった…。
意味はポルトガル語で親愛なるです…。
好きぃ・・・(´;ω;｀)
だめだ。本当に美味しいものを食べたときって「うめぇ…」しか出ないのと一緒で、私はいま語彙力が無くなっている。
可哀想な語彙力＝ぶんぶん
そうお考えください。
本当に、良い夜でした。
対応してくださった受付のお姉さんも、ありがとうございました…。
ぶんぶんの初、一人暮らしのひとりぼっちのクリスマスはそんな感じでした。
今年の25日は、例年通り普通に仕事なんで、もちろん恋人もいないし、コンサートやイベントに行く柄でもないんで、クリスマスチキンでも買おうかなぐらいのノリだったんですが、思わず良いことがありました。
一生の良い思い出ですね。
はじめてのことって私は結構、思い出すタイプなんですが
きっと、この日のことは自分が年齢を重ねて、その時にたとえ一緒に住んでいるパートナーがいても、いなくても、今みたいに一人っきりのクリスマスの夜だったとしても、昨日のことを思い返して、私の心をそっと温めてくれる。そんな良い思い出になったんだと思います。
あとあと、今年はたぶん来週にもう一回、月本さんのラジオ「ファドの時間」があると思うんで、皆さんもぜひ。you tubeで聴けます！リンク貼っておきますね。濃厚なファドのエピソードが聞けて、初心者でも月本さんが分かりやすく話してくださるんで、面白いですよ。
クリスマスのチキンはないけれど、私には小暮はなさんと月本さんのファドがある！！
今回関わっていただいた皆様、ほんとうにありがとうございました。
ちゃんと携帯料金はお支払いします。
あとコンサート行くときは、今後はお金を余分に持っていきます。
それでは、皆様も
いいクリスマスをお過ごしください。
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