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1日だけ職場復帰してみた。

1日だけ職場復帰してきました。

もう1週間も前に。
すごく昔みたいな感じがする。

3週間ごとの抗がん剤。

2週間すると大体身体の不調が概ねなくなってきて、
いつも3週間目で整えて次の抗がん剤へって感じ。

なのでこの3週目に1日だけなら大丈夫だろうと思い
「この日とこの日のどっちか1日だけなら…」

一応職場の都合も少しだけ配慮して希望日を二日出した。
でも実はできたら火曜のほうがよかった。

そんな事考えていると、
ほらやっぱり木曜日の方になった。

次の抗がん剤の前日に半年ぶりの職場復帰になった。

主治医にはわざわざ相談はしなかった。

3回目のドセタキセルの診察の時に、
「実は昨日職場復帰してみたんです。」と伝えたら
「え!どうだった?」ニコニコ。聞いてくれた。

「すごく、疲れました。」

昨日、職場復帰。「疲れた。」

がんセンター主治医/電子カルテ

あはははは。
電カルをのぞき見て笑ってしまった。

「浮腫んでくるし、身体が重かったでしょう。」

回数を重ねるごとにどんどん体重が増えていて、
本当に身体が重かった。頭も重かった。

間違えないようにぐーっと奥歯に力を入れて、
ショートカットのフルウィッグが暑くて汗をかいて、
4時間ほどだけど動きっぱなしだった。

職場では元気そうでよかった!と言われた。
元気な姿を見せれてよかった。

スタッフも新しい人が増えていて、
仕事内容も結構変わっていた。

今の職場でではないけど産休の復帰経験があるので
久々に出勤しても仕事が少し変わってても
あの時と比べたら怖くない!とそれは大丈夫だった。

だけど、主治医のカルテの記載にあるように
ほとほと疲れてしまった。

「思ってたより動けそうだね、次どうする?」

次で最後の抗がん剤、その後放射線、
内服の抗がん剤も副作用が心配。

ホルモン治療ももちろん不安。

頑張ればきっとできると思う。
だけど、疲れちゃった。

『なんのために働くのか』
YouTubeでふと目にした内容が心に残った。

精神科医師 益田先生のチャンネルで
主に発達障害のこととかを勉強するために見ているけど
今回は自分のために考える時間になった。

多様性と言われる時代。他人は他人、自分は自分。
みんなと同じことをしなくてもいいと思える人が増えてきた。

お金の価値は下がってきている。
「じゃあ、何すんの?」

迷った時に心の中に対話するメンターはいるか?
スターウォーズのマスター・ヨーダのようなもの。
(わたしだったら母親なのかなあ?)

じゃあ、メンターのメンターは誰?
(新潟のおばあちゃんかなあ。)

つまり、歴史の連なりが見えてくる。

『美徳』
自分はどんな人間になりたいのか。
何が素晴らしいと思っているのか。
何に価値があると思っているのか。

現在、今、の最適化では未来は見えてこない。

お金に変わる価値とは、
美徳の追求を問われるようになってきている。

益田ドクターのYouTube

自分の幸せのために働く。
家族の時間を持って、心が疲れない程度に。

それだけは決めてる。

今の最適化ではダメなのかあ。

今の最適化でのらりくらりしている。

職場復帰するために、
毎朝の10分の朝ヨガを始めてみた。

継続して今もやっている。

まだまだ、考えつつ。

やれることをやっていこう。



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