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放射線始まりました!

我が家ではずいぶん前から
冷やし中華もはじまりました!
(味覚障害に食べやすいメニューあるある)

抗がん剤治療あるあるやジョークを言うと
空気がピタッと止まる時あるよねえ。

笑っていいのか…みたいな。笑

これが当事者同士だと
大笑いできるから最高です。笑

お家の整理とかしちゃうよね〜とか
私いなかったらこのお家はどうなるんだろうとか。
ヘビー過ぎるかな、でもそんなこと考えるよ。

もちろん本気でそう思っているんじゃないけど。

(乳がん友達Aさんには感謝です。)


6月から放射線治療が始まりました!

割と明るい気持ちで治療の説明に向かった。

「抗がん剤よりは楽だろう」
「放射線は痛みとかないし」

また楽観的に思っていた。

まず準備段階で一度
放射線科へいくことになる。

放射線科は地下にある。
CTやMRIなどの検査もできそう、
たくさんの扉があってどれも分厚そう。

初めて会う放射線の先生から改めて
“どうして放射線治療をするのか“
説明を受けた。

久しぶりに自分の術前のMRIを見せられる。

右のここにがんがあって、
手術をして全摘出をした。

リンパに転移が少しあって、
目に見えないがんが
まだこの辺りにあるかもしれない。

だから放射線を使って治療していきます。

そうだった、私手術をしてリンパに転移があって
だから放射線するんだった。

目の前のことに乗り越えることばかりで
ぼーっとしていた。

治療というのはいいことばかりでなくて
悪いことも聞かないといけない。

皮膚に炎症が起こるかもしれないこと、
ひどい人は火傷のようになることもある。

放射線を当てることでがんをやっつけるのではなくて
遠い未来にその部分にがんができることも
ごく稀にある。

などなど、

急に心配になってきた。
やっぱり簡単なものではないんだなあと思った。

当たり前だけどその副作用は
自分の体で起こるかもしれないことだから。

先生との説明の後、放射線治療の
準備のためのCTを取った。

放射線はぴったり同じ向き、角度で体を合わせて
毎日同じ量を当てないといけないので、

毎回CTを撮りながら身体を合わせる。

その大元?になるCTを撮るということだった。

技師さんは男性しかいない。
女性の看護師さんがついてくれる。

上半身全て脱いでバスタオルで隠す。
薄めニット帽子をかぶっていたので
帽子も取るように言われる。

撮影の時はゴロンと寝転んで
タオルを取らないといけない。

CTを撮って?位置が決まると、
身体に当たってる光の位置マークみたいなの

それに合わせて技師さんが
私の身体にマジックペンでマークをしていく。

術後のない方の胸、
ある方の胸、
まだ全然生えてない坊主頭、
浮腫みでボヨボヨのお腹、
腕を上げるので脇の部分、

どれもこれも見せたいものではない。
乙女のピンチが不意にやってきてしまった。

タオルをはぐときに部屋の照明を
暗くする配慮があった。

看護師さんが足をぽんぽんし続けてくれた。

ちょっとしたことだけど気持ちが全然違う。

1番見せたくなかったものは
“まだ生えていない坊主頭“だと思った。

胸を見せるのは嫌だけど仕方がない。
病院だし、これから何回も見せないといけないし。
相手はプロだし、必要があるからやってくれているわけだし。

だけど頭はなんか嫌だった。

放射線科といっても脱毛している人は
そんなに多くは見かけない。

そりゃそうか、抗がん剤をやらない人もいるし
検査をしているだけの人もいる。

薄い生地のバンダナとかならつけてもいいから
あれば持ってきてね。

と言われてほっとした。
家にいいのがある!

みそきんみたいになってしまって
あんまり使ってなかった薄いやつ。

息子「お母さんみたい!」ひどい。笑

次からはこの薄いバンダナとバスタオルは
持参して通院することになる。

抗がん剤で脱毛していて頭はもちろん
まつ毛や眉毛もほとんどない私。

お家に帰ってお風呂に入るとき
恐る恐る脇を確認したら、

生えてなかった!

不幸中の幸いって
がん関連ではあんまり言いたくないんだけど
あえて言わせてほしい。

不幸中の幸い、脇の毛も
まだまだ脱毛されたままでした!笑

夫に身体に描かれたマークを見て
「撃たれるんか?」

擦らないようにして
大事にこのマークを守っています。

ネットにあった写真
こんな感じ

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