がん告知 記念日

針生検の結果を聞きに行く日、心細いけど夫の仕事休んでもらう…
のも申し訳ないのでひとりで向かった。

早速診察室に入ると結果らしき紙が目の前にある、

パッとみたけどくちゃくちゃっと書いてある文字を判別するのには
余裕がなくてなんと書いてあるのか認識できなかった。

『残念だけどよくないものだった』

もうすでに言われていた。そこから色々とがんのことを説明してくれて
(乳腺のどういうとこにできるのかとか湿潤性と非湿潤性のお話)
さらにすぐに造影剤を使ったCTの検査をするとのこと
初めての造影剤の経験でした。

造影CT
X線吸収率の高いヨード造影剤を血管に注射をして
しっかり悪い部分を撮影する検査

注入されるとお尻の穴までじわっと熱くなります。
友人は冬にやった時はあったかかったあ!と言ってました。笑
私は心拍がすぐに上がってきて薬がしっかり入ってる、
すごいなと感心してしまいました。

結果をしっかり見てもらってがんの部分の確認、転移のしやすい骨や臓器の部分を見てもらい今のところそれはなさそうと言われる。
(さらに別日に他の医師にも確認してもらうとのこと)

さて次回は、
このがんはどんな種類なのか前回とった生検した細胞を使って
さらに時間をかけて調べることになる。
(約一週間後に受診、次は家族も付き添うようにと勧められた。
 がんの種類、そして大体の治療方針がわかるから)

たくさんたくさん説明を受けて、ふーと頭を整理していると
看護師さんが待合室へ説明は理解できたか確認に来てくれた。
そしていくつか冊子をくれてニンヨウセイについて説明してくれた。

妊孕性とは妊娠するための力のこと

治療方針はまだどんな種類のがんなのかわかっていないので
決まらないが、乳がんは女性ホルモンを餌にしているものが多くて
おそらくホルモンを止める薬を5年から10年使うだろう。

その間妊娠はできないので卵子や精子を凍結する希望があるか?
みたいな話。…て、正直今はどうかそっとしてほしい。笑

まだまだ看護師さんのターン!
保険会社に電話をするときは今日が『がん告知』の日になりますからね

なんと!!
そうか、今日があの『がん告知』の日なんだ!

(告白したから付き合った日!みたいな)

あっそう、と告知の日ってこんな風なのか〜、と思ってたけど

その日から、がん告知をされてから、
「自分はがんなんだよな。」と心の中でつぶやくようになった。

この日を境に“がん患者“になった、次の日だったら次の日からがん患者だし来年だったら来年からだったのにな、とか考えたりして

あの日のことはやっぱり忘れられない大事な日になった。

だんだん実感するタイプのようでした。

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