TS-1副作用の色素沈着に抗う！
8月に入って夏も折り返し？
日差しも強くて毎日暑い…
これはまあ毎年のこと。
今の治療はホルモン治療のタモキシフェンと
飲む抗がん剤のTS-1（エスワン）の主に２つ。
このTS-1の副作用の色素沈着がある。
点滴の抗がん剤の時も
皮膚の乾燥と黒ずみは感じたけど、
どうやらなかなか色素沈着するらしい。
こんな感じの写真が出てくる。
薬剤師さんにも指先は黒く気になる人が多いとのこと。
現在の1ヶ月くらいの自分の体感では、
頬のシミがじわっと少し濃くなって
耳の方にかけてシミの量が増えた。
前に抗がん剤の副作用で1番嫌だったのは
“色素沈着“というくらい、大切にしている肌。
（もちろん他の副作用も嫌だったけど）
毎日ケアして大切にしてきた物が
こんなにも簡単に崩れてしまうのは
やっぱり悲しいし、守りたい。
放射線治療したところが胸から脇、首まで
日にあたってないところも赤黒く黒ずんでしまった。
放射線の炎症をしているとその所が
赤くなって、どんどん黒くなる。
炎症している時間が長ければ長いほど
黒ずみも深く長く残る。
がんセンターでは保湿剤をもらったけど、
（それで対応できている感じもしたけど）
もう少し“きれい“にならないか相談したくて
TS-1の副作用の不安も相談したくて、
近所の皮膚科クリニックへ行った。
もちは餅屋で、と言うし。
放射線終えて1週間しても
まだヒリヒリ赤みと熱を持っていた。
ステロイド入りの保湿剤を出してもらい
シナールというビタミンCの内服を始めた。
→効果感じた。首のところはきれいになった。
胸、脇はまだ少し黒ずんだままだけど。
TS-1副作用の色素沈着に対しては、
内服が終わる1年後にしっかりケアしたほうがいい
と、教えてもらった。
内服中はいたちごっこというか、自転車操業というか
しみになるメラニンを消す処置をしても
どんどんメラニンが作られてしまう。
なるほど、納得した。
もう一つ聞きたいことがあった。
プラセンタ注射が気になっているということ。
美容的にも気になっている。
更年期症状も出ている、保険適応になりますか？
プラセンタ注射
胎盤から抽出したエキス。美容や疲労回復に。
免疫力アップ、肩こりや更年期障害にも。
皮膚科の先生
・まずやっていいかはがんセンターで聞いてください。
・皮膚科では更年期かどうかは診断できないから、
保険適応でではできない。婦人科等でならできるのでは？
・実際にやっている方は肩こりなどの疲労に対して効果を感じている人は多い。
がんセンターの先生
女性ホルモンを止める治療をしているのに対して
プラセンタで女性ホルモンを注入するような感じになるので
これはあまりおすすめできません。
あんまり制限を言わない先生から
初めてよくないと言われた。
※私は女性ホルモンをエサにしているがんです。
だからだめだったけど、人によって違うのでご注意ください🙇
TS-1の色素沈着
主に露出部分に多くあらわれる。直射日光で増強されます。
とにかくいつもよりも
しっかりめに日焼け対策をしている。
1、日焼け対策グッズ購入
・つば大きめの帽子
・忍者みたいなマスク
・UVカットパーカー
・タクシーの人みたいな綿の手袋
運転する機会が多いため、
ドセタキセルの冷やすときに使った手袋、大活躍。
・ユニクロのUVアームカバー
2、日焼け止めをとにかく塗る
室内にしても窓際にいない方がいいと
薬剤師さんから話を聞いて震え上がった、わたし。
朝起きたらまず顔を洗って保湿してから
無印良品のUV乳液を顔、首、腕まで塗る。
外出の時はその都度、別の日焼け止めを塗る。
SPF50 +、PA＋＋＋＋ のを結局使うことが多い。
主に保育園の送り迎え、息子と虫とりに公園へ行くとき。
◉SPFはUV-Bに対する防止効果を現すもの。
数値が大きいほど長い時間、防止する。
1SPF＝20分 SPF50＝1000分（約16時間）
◉PAはUV-Aに対する防止効果を現すもの。
多いほど防止力が高まる。
じゃあ、どっちも強い日焼け止めをとりあえず使おう！と
言いたくなりますが、
外に出る時間や強い日差しにさらされそうか、
に合わせて日焼け止めを塗るのが良いです。
なぜかって、経験あると思いますが
その後の皮膚ってがっさがさになるからです。
3、保湿、保湿、保湿！！！
上に記述した日焼け止めでがさがさになるから、
だけではないです。
たっぷり保湿することで「肌のバリア機能」を維持することができ
紫外線のダメージから肌を守ってくれます。
（もちろん日焼け止めはしつつ、という意味）
抗がん剤治療中やホルモン治療中は
どうしても皮膚が乾燥しがちだし、
荒れやすいことも知られています。
日焼け止めを塗る前に保湿。
お風呂上がりも保湿。
ハンドクリームやネイルオイルも。
4、紫外線は目から入る？
運転中はサングラス。もしくはUVカットのメガネ。
5、柑橘系クリームは塗らない
みかんなどの柑橘系を肌に塗るとそこが黒ずむ。
ハンドクリームやボディクリーム注意する。
昔看護師の先輩に教えてもらったことだけど
オレンジジュースやグレープフルーツジュースも
日焼けにはやめた方がいいらしい。
でもビタミンCはお肌にいいしフルーツは取りたいけどなあ。
塗るのはNGだけど飲むのはOKという記事も見ました。
6、ビタミンCは寝る前がおすすめ
皮膚科でもらったビタミンCシナールを（朝昼晩）
それはそれは真面目に飲んでいた。
シミはどうしても少し濃くなったが、
肌のすべすべ感はなんか良くなった気がする。
ビタミンCは水溶性で有名である。
つまりすぐ溶けておしっこで出ていってしまう。
抗がん剤ACの時におしっ子がピンクになるみたいに
オロナミンC飲んでおしっこが濃くなるみたいに。
抗がん剤だったらどんどん出ていってほしいけど
ビタミンCはとにかく体にとどめておきたい。
だから朝昼晩と1日3回きちんと飲むことに意味がある。
食後にとることで吸収が緩やかになる。
成長ホルモンの分泌が活発になるのが就寝後1〜2時間のため、寝る前に飲むとよりいいと言われています。
こんな感じでとにかく日焼けしたくない！
と、副作用に抗って頑張っています。
西加奈子さんのエッセイや小説の中に、
日本では“肌が白いのが正義、黒いのが悪！“
“女子も男子もムダ毛もあってはいけない！“
呪いの広告ばかりだ。
という言葉にハッとさせられました。
ずっとその環境で育っているから、
つい「肌白いね〜」が褒め言葉みたいになっていた。
元々の肌の限界もあるから、
自分はこれ以上は白くなれない、と
自分を下げるような気持ちにもなっていた過去も。
こんなに頑張って抗っているのは、
白ければ白いほどいいと
思っているわけではないけど、
やっぱり“自分らしくいたい“
気持ちは譲れないと思っています。
長くなってしまった。
追記
シナールはビタミンCですがお腹がゆるくなる人もいます。
TS-1のよくある副作用（吐き気、易感染、色素沈着、下痢）に
下痢もあるので紛らわしい時は注意です。
とにもかくも主治医の先生に従ってください🙇
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