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2023年8月のうけたまわりお仕事

8月はbe-京都さんでの町家手づくり百貨店のイベントがなく、前半は志の輔らくご文袋に集中していたし、加えて京都の暑さもあり、新作を作れなかった。

そこへ舞い込んできたうけたまわりお仕事。

基本注文製作はお受けしていないのだけれど、お仲間やご常連さま、ご事情や心意気に感じ入ったケースや立場的にお断りできないシチュエーションではお受けしている。

今回はお友達から、以前プレゼントした文袋のお修理を含めてのご依頼だった。

明日は台風が来るぞという日にすごい手ぬぐいがやってきた。

カッコいい!

蛸グッズを収集されている通称タコ仙人さんは、釣りの名手で、いつも素晴らしい釣果を上げられている。東京在住のおりは毎年年末にお刺身三昧のお振舞いに預かったものだった。まことに美味だった。

蛸といえば明石が有名で毎年半夏生の頃に蛸を食べる集まりがあるそうで、毎年それに参加するため、タコ仙人さんは関東からお越しになる。その折には、京都在住のタコ仙人さんの同級生さんも含めてたのしい飲み会となる。毎年のたのしみだ。

そんなお世話になっているタコ仙人さんに以前プレゼントした文袋の持ち手が取れたので、その修理もさせてもらった。


革の持ち手が取れた。

期限はいつでもいいけれど、この夏、持ちたいとのご意向だったので、えー⁉️今は8月中旬やんか、と少々あせった。

でまあ、翌日は台風が近畿に接近し、雨風強く、ひとみなおとなしく過ごす日だったので、ミシン仕事がはかどり、早めに仕上げることができた。


なにしろ迫力の蛸さんを蓋に。

斜め肩掛けがご希望で、体格の良い方なので、肩紐は長めに。


反対側は絡んだ足が愉快。


裏布はアフリカン。

迫力の表地に負けない裏布を、と悩んだすえ、選んだアフリカンなアンモナイト風貝の柄。赤も悪くないと思う。

蓋を開けたとこにポケットをつけた。


中にもポケットがある。

いい感じにできたと思う。一枚の手ぬぐいから文袋。どの柄をどう生かすのか、悩みどころであり、たのしみでもある。今回の手ぬぐいは作ってて楽しかった。タコ仙人さんが提げるさまも想像できた。

修理のほうは少々手間がかかる。ミシン目を解いて外して、新しいのに変えての作業は地味に時間がかかる。それでもまた、使ってもらえるように、と願いながら仕上げる


黒に変えた。

この蛸のてぬぐいはオリジナルなので販売してはならんものだけど、プレゼントだから大丈夫。

到着してます、とご連絡があり、素敵だと気に入ってもらえて、よかった‼️

文袋を介して知り合い、お友達になって、自分の知らない蛸のこと、釣りのことを教えてもらって
たのしい飲み会に誘ってもらってきた。

年齢を重ねてからの転居で、京都で、コロナ禍もあり、なかなかひとと繋がれないのか現実だけど、タコ仙人さんが来ると楽しい時間が舞い戻ってくる。

今回作った文袋もお役に立ちますように!たくさん褒められますように❣️

読んでくださってありがとうございます😊 また読んでいただければ、幸いです❣️