bunbukuro(ぶんぶくろ)

いろんなところに住みましたが、双六のあがりで振り出しの京都市民にもどりました。老齢なが…

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いろんなところに住みましたが、双六のあがりで振り出しの京都市民にもどりました。老齢ながら袋を作ったり、作文書いたりするひとです。

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    長く生きて、いろんなものを見ていろいろおもったから、いろいろ書いた。で、まとめておくことにする。

  • 歌舞伎かぶれ 文の文2

    文の文2には歌舞伎かぶれぶりを残します。

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    かつて、だいぶ前のことになりますが、胸ときめかせたあんなステージ、こんな舞台の感想などまとめました。

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文袋

仕事と生業は違うのだと誰かが言っていた。まあ、そういうことらしいが、あたしは人生で定職についたことがないのでよくわからない。 22歳まで学生で、3月に卒業、5月に結婚。翌年母となり、その2年後には二児の母であり、以後専業主婦として暮らしていた。履歴書を書いたのは50歳を超えてから運動も兼ねてポスティングのアルバイトをしたその時、一回だけだった。 専業主婦という言葉には、のほほんと暮らしているイメージがあるが、どんな人生にも程度の差はあれ、山あり谷あり一筋縄でいかないものだ

    • どこででも逞しく生きていけるひとになりたいと思わないこともない。 しかし、それはあたしとはちがう人のようにも思えてくる。 結果的になんとか生きて行くわけだけど、逞しく、となるとちと首をかしげる。 逞しさって自信に裏打ちされてるよなあ。 おっかなびっくりとはちがうよなあ。

      • もう少し頑張ったら違う人生だったろうか? なんて眠れぬ夜の物思い。 中途半端を抱えて年を取ると,なにものにもなれないまま朽ち果てるんだなと思ったりする。 では、あたしはなにものになりたかったんだろう? ことごとく選択をたがえてきたのか? いや、そのおりおりの精一杯だったよ。

        • +22

          萬重へ行く❣️ばさまの十七回忌の日に。

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        • どこででも逞しく生きていけるひとになりたいと思わないこともない。 しかし、それはあたしとはちがう人のようにも思えてくる。 結果的になんとか生きて行くわけだけど、逞しく、となるとちと首をかしげる。 逞しさって自信に裏打ちされてるよなあ。 おっかなびっくりとはちがうよなあ。

        • もう少し頑張ったら違う人生だったろうか? なんて眠れぬ夜の物思い。 中途半端を抱えて年を取ると,なにものにもなれないまま朽ち果てるんだなと思ったりする。 では、あたしはなにものになりたかったんだろう? ことごとく選択をたがえてきたのか? いや、そのおりおりの精一杯だったよ。

        • 萬重へ行く❣️ばさまの十七回忌の日に。

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          夏のとくを

          蛾❗️やん。 測ったような羽の形状 飛ぶために必要な形 その色や模様は 自然に紛れこむためのもの。 あたしはちょっと苦手。 むかしむかしの夏休みの終わりの頃 自由研究ができてなかったあたしのため とか言って おねえさんが作ってくれた昆虫採集は セミとかカブトムシではなく ジバチとかクモとか蛾とか 圏外の虫ばかりが集められていた。 そしてそれはなんでか 金鳥の蚊取り線香の箱に並べられていた。 背に腹はかえられぬのだけれど 休み明けにその金鳥の箱を 持っていくのが憂鬱だった。

          +27

          高麗美術館を行く❣️

          高麗美術館を行く❣️

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          碁にはヒーローがいない

          今日出会ったひとこと  「碁にはヒーローがいないよ」 碁を教わっている少年が 碁は好きじゃないと言う。 石がみんなおなじみたいで しかも動かないから、と。 彼が好きなのはコンピューターゲーム それ以外ならチェスだと言う。 クィーンが強い駒だから好き、と。 これに対して教えているひとは 「碁の世界観はもっと大きい。 すべての戦いを包みこんでいる」 と諭した。 これに対する言葉が冒頭のそれだ。 碁は無名の戦士のゲームなんだな。 それぞれの石の戦いは それぞれが意味を持っ

          碁にはヒーローがいない

          「すべてきみに充てた手紙」

          ようやく読み終えた長田弘さんの本。 暑さのせいもあるけど 選び抜かれた詩人の言葉の意味深さに沈み込み そこに登場する知らないアーティストたちのこと その作品のことを追っかけて調べてみたりして その後そのページが過ぎると それらをまるで忘れて、なんだったっけ、 と再び同じ道筋を辿ったりして めっぽう時間のかかる一冊だった。 そういう時間のかけ方こそ この本のテーマなのかもしれない。 なにより自分で考えることが 大切なことだってことだろうな。 で、その最後の手紙39で 思いがけ

          「すべてきみに充てた手紙」

          みどりさんに会う❣️

          丹波篠山の息子さんの所へ行っていた 横浜在住のみどりさんが 京都で一泊して帰るというので 駅まで会いにいってきた。 四人のお孫さんと過ごした 篠山での夏休みの話を聞く。 孫の居ないあたしは この暑い最中に お嫁さんを助けて7人分のご飯を作り 掃除洗濯をこなして一緒に遊びまわったという 年上の彼女のエネルギーに ほうほうと感心するばかり。 それはいきなり為せることではなく お孫さんの一人目の誕生から続いて来た 毎年の積み重ねであり それ以上に丁寧に暮らす 彼女の日々の精進の

          みどりさんに会う❣️

          今一番ハマっているyoutubeは「命しらずのジョシュ」だ。 生粋のアメリカ人がいささか古めかしい日本語を流暢に操るさまはまことにかっぴょいい‼️

          今一番ハマっているyoutubeは「命しらずのジョシュ」だ。 生粋のアメリカ人がいささか古めかしい日本語を流暢に操るさまはまことにかっぴょいい‼️

          夏のおでかけ

          ミュージシャンでもある長野県の友人が 近江八幡市でライブをするというので 勇んで会いに行った。 猛烈に暑い日だった。 年寄りにとってはお出掛け日和とは言えない。 それでも彼女に会いたかった。 もう何年会ってないだろう。 手づくり市で知り合った。 オリーブオイルで作った石けんを作っている。 グループ展のお当番でいっしょになって いろんな話を聞いた。 気取りのない自然なひと。 こけし人形にも似た風貌。 気難しいオジ様にも「あんたは感じか良い」と 言わせてしまうおだやかな存在感

          +30

          近江八幡を行く!

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          八月

          今月中に古希を迎える。 まあ,長生きしてしたわけで。 30年前の8月 悪性腫瘍で左顎の骨切り取った。 あの年も猛烈に暑い夏やったな。 再発したら切るしかない腫瘍だと言われて そんなんロシアンルーレットやん とかおもいつつ暮らして来て まあ、生きているわけで。 生活の質みたいなのが低下するのは事実で なにかと難儀なことはあったけど まあ、生きているわけで。 おまけのような30年を どう生きて来たのか,振り返ると あたし、結構がんばってきたやんと思う。 どのみちゴールは

          間に合わん

          「文袋さんはいつも早く来るね」 と言われた日に夢をみた。 暑さゆえの寝苦しさもあったのか おなじみの間に合わない夢だった。 同窓会へ行くのにタクシーを利用したら それが他の人も乗ってて 降りるときに割り勘で 法外な値段を言われて お金が足りなくて いったん家に帰ってたら時間が過ぎて 嘘泣きのような大泣きしてた。 もう行かない!とか,拗ねてたけど やっぱり遅れても行こうとしたら さっきまで着ていたよそ行きの服がない。 えー😱と焦りながら探しまくるけどなくて 行く気持ちと行

          映画「九十歳、なにがめでたい」を観た

          映画が始まって一時間ほどしたら 真っ暗になった。 雷の影響だ、という説明があった。 静かな場内に時折雷の音がひびく。 そとはどうなっているんだろう? 暗闇のなかで、ただ待つ。 たまに出かけると、なにかと事が起こるな。 遅れて無事終了。 いやいや、面白かった‼️ 草笛さんが90歳だなんて。 現役でいることの力強さを このかた自身が物語っていた。 昭和の男のありさま ワンタスクで成果をあげて 評価されてた時代の 突進力と配慮のなさを 唐沢さんが愉快に演じていた。 そして、

          映画「九十歳、なにがめでたい」を観た