「すべてきみに充てた手紙」
ようやく読み終えた長田弘さんの本。
暑さのせいもあるけど
選び抜かれた詩人の言葉の意味深さに沈み込み
そこに登場する知らないアーティストたちのこと
その作品のことを追っかけて調べてみたりして
その後そのページが過ぎると
それらをまるで忘れて、なんだったっけ、
と再び同じ道筋を辿ったりして
めっぽう時間のかかる一冊だった。
そういう時間のかけ方こそ
この本のテーマなのかもしれない。
なにより自分で考えることが
大切なことだってことだろうな。
で、その最後の手紙39で
思いがけ