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お祝い、か。

自分の書いた文章のなかの自分をハグしにいきたくなることがある。

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自分が不幸だと思う時に
だれかの幸せな便りが届いたら
どんな顔をすればいいのだろう。

うらやましいと思う気持ちだとか
情けないと思う気持ちだとか
わたしの負けですという気持ちを
どんなふうに処理したら
笑顔でお祝いが言えるのだろう。

自分が不幸であることを言わない限り
相手は自分の幸福をかたり続けるだろう。
告げざれば憂いはしられぬままのものだから。

だけどどこまでもつづく自慢話を
憂いのさなかに聞き続けるのも
拷問のように思えたりもする。

さりかて、
それを聞きたくないために
自分の不幸を憂いをありのままに語るのも
また不幸なことではないのか。

人付き合いを
笑顔だけでできるなんて夢想だな。

張り合うつもりはなくても
かたむくばかりの天秤皿で
笑ってばかりもいられない。
そこでふんばるためには
歯をくいしばらねばならないから。

ほんとうにくやしくて
情けなくなってしまって
しらんぷり決め込んだり
不義理をしようとしてしまう。

挙句そんな自分を自分が責めている。
そう、こんなふうに。

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いろいろあったからなあ。

読んでくださってありがとうございます😊 また読んでいただければ、幸いです❣️